モルブス・アウストリアクス : オーストリア文学をめぐる16章
著者
書誌事項
モルブス・アウストリアクス : オーストリア文学をめぐる16章
法政大学出版局, 2023.5
- タイトル別名
-
Morbus Austriacus
モルブスアウストリアクス : オーストリア文学をめぐる16章
- タイトル読み
-
モルブス・アウストリアクス : オーストリア ブンガク オ メグル 16ショウ
大学図書館所蔵 全44件
  青森
  岩手
  宮城
  秋田
  山形
  福島
  茨城
  栃木
  群馬
  埼玉
  千葉
  東京
  神奈川
  新潟
  富山
  石川
  福井
  山梨
  長野
  岐阜
  静岡
  愛知
  三重
  滋賀
  京都
  大阪
  兵庫
  奈良
  和歌山
  鳥取
  島根
  岡山
  広島
  山口
  徳島
  香川
  愛媛
  高知
  福岡
  佐賀
  長崎
  熊本
  大分
  宮崎
  鹿児島
  沖縄
  韓国
  中国
  タイ
  イギリス
  ドイツ
  スイス
  フランス
  ベルギー
  オランダ
  スウェーデン
  ノルウェー
  アメリカ
この図書・雑誌をさがす
収録内容
- モルブス・アウストリアクスあるいはオーストリア文学の過去と未来の間 / 前田佳一著
- 「ドイツ」国民叙事詩? / 山本潤著
- 「全的人間」による共同体の創造 / 石橋奈智著
- 「この時代」の文化批判 / 桂元嗣著
- この小さな国 : 偶然にも私の故国 / 杉山有紀子著
- 『聖霊降臨節の牧歌』から『聖霊降臨節の旅』へ / 杉山有紀子著
- ナチスの桂冠詩人か、言語芸術の革新者か / 日名淳裕著
- 敷居に立つニーベルンゲン / 山本潤著
- アイヒンガー、アイゼンライヒ、ドーデラー / 前田佳一著
- インゲボルク・バッハマンと戦後ウィーン / 前田佳一著
- 「オーストリア的なるもの」の緩慢なる自殺あるいは損傷した物語 / 前田佳一著
- 「けっしてひとりではない」場所 / 桂元嗣著
- 腐食する現在、拓かれる過去 / 日名淳裕著
- トーマス・ベルンハルト『地上でそして地獄で』における反復される「私」 / 日名淳裕著
- 革命とフラグメント / 金志成著
- ローベルト・ヴァルザー『散歩』とトーマス・ベルンハルト『行く』 / 葛西敬之著
- 自伝が生まれる時 / 飯島雄太郎著
内容説明・目次
内容説明
消滅したかつての帝国をも含む神話への深い執着と愛憎は「オーストリア病(モルブス・アウストリアクス)」と表現される。「ニーベルンゲンの歌」から、ホーフマンスタール、ムージル、ツヴァイク、バッハマン、ベルンハルトまで、この「病い」が駆動させるアクチュアリティを問う。
目次
- 序章 モルブス・アウストリアクスあるいはオーストリア文学の過去と未来の間
- 第1部(「ドイツ」国民叙事詩?―オーストリア文学史叙述における『ニーベルンゲンの歌』;「全的人間」による共同体の創造―ホーフマンスタール『国民の精神的空間としての書物』とディルタイの精神科学;「この時代」の文化批判―ムージルの「カカーニエン」とアウストロ・ファシズム;「この小さな国―偶然にも私の故国」―シュテファン・ツヴァイク『昨日の世界』における「故郷」としてのオーストリア;『聖霊降臨節の牧歌』から『聖霊降臨節の旅』へ―K・H・ヴァッガールにおける第二次世界大戦中/戦後の「故郷」理念の変化;ナチスの桂冠詩人か、言語芸術の革新者か―ヨーゼフ・ヴァインヘーバーの戦後オーストリア文学における立ち位置)
- 第2部(アイヒンガー、アイゼンライヒ、ドーデラー―不信の詩学あるいは「オーストリア的なるもの」の象徴化と神話化;インゲボルク・バッハマンと戦後ウィーン;「オーストリア的なるもの」の緩慢なる自殺あるいは損傷した物語―ゲアハルト・フリッチュの長編『石の上の苔』と『ファッシング』について;「けっしてひとりではない」場所―ミロ・ドールにおける故郷と自伝的語り;腐食する現在、拓かれる過去―イルゼ・アイヒンガーの詩における「錆」の主題;トーマス・ベルンハルト『地上でそして地獄で』における反復される「私」―詩「顔たちの日」と「九篇の聖歌」を例として;革命とフラグメント―初期ベルンハルトの中編小説;ローベルト・ヴァルザー『散歩』とトーマス・ベルンハルト『行く』―二つの歩行する散文の分岐点;自伝が生まれる時―メタフィクションとしてのトーマス・ベルンハルト『推敲』について)
「BOOKデータベース」 より