ハイデッガーとギリシア悲劇

書誌事項

ハイデッガーとギリシア悲劇

秋富克哉著

(学術選書, 111)

京都大学学術出版会, 2023.6

タイトル読み

ハイデッガー ト ギリシア ヒゲキ

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注記

文献表: p234-237

内容説明・目次

内容説明

哲学者のギリシア悲劇論と言えば、アリストテレス、ニーチェのものが知られているが、本書は、ハイデッガーのギリシア悲劇論という、従来ほとんど取り上げられていない主題を論じる。主著『存在と時間』における背景から、講義録や覚書き、さらに近年注目の「黒表紙のノート」までをもとにこの主題に接近し、ハイデッガーの思索の道程を解明するとともに、ギリシア悲劇が有する哲学的、今日的意義を問う。

目次

  • 序 問題の所在―なぜギリシア悲劇なのか
  • 第1章 歴史、運命、悲劇
  • 第2章 アイスキュロス解釈―『縛られたプロメテウス』
  • 第3章 ソポクレス解釈(1)『オイディプス王』
  • 第4章 ソポクレス解釈(2)『アンティゴネ』
  • 第5章 ディオニュソスをめぐって
  • 第6章 ニーチェにおける「悲劇」
  • 第7章 存在の問いと「悲劇」―歴史的運命としてのニヒリズム
  • 結 問題の射程―改めて、今なぜギリシア悲劇なのか

「BOOKデータベース」 より

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