日本語人生百景 : エッセイの名言
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日本語人生百景 : エッセイの名言
青土社, 2023.6
- タイトル読み
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ニホンゴ ジンセイ ヒャッケイ : エッセイ ノ メイゲン
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注記
参照文献: p322-323
内容説明・目次
内容説明
名随筆に魅せられて。
目次
- 幾千万代の記憶 小泉八雲
- 背後の影を顧みる 森鷗外
- 縁側に一眠り 夏目漱石
- 真っ白な豪気な歯で臑骨をガリガリ 幸田露伴
- 三分の茶気と二分の皮肉 内田魯庵
- 頽廃の空気が書冊の香いに交って 島村抱月
- 雲か煙か、晴天に怪物が出現 岡本綺堂
- 豆府と言文一致 泉鏡花
- 月影を浴び花影を印する万古の雪 小島烏水
- 一、二杯の霜消し 高浜虚子
- 永い忘却、天涯万里の漂遊 柳田国男
- 良心のある鼠 薄田泣菫
- 命日が誕生日 窪田空穂
- 先生が海老を残したら 寺田寅彦
- 生地のままの巨人 与謝野晶子
- 一生の伴侶とする樹 鏑木清方
- 蕗から巡礼の歌が 片山広子
- 知らぬ世の、知らぬ人の手に 永井荷風
- 雨の音 石原純
- 奇跡のめぐりあい 会津八一
- あんぱんが湯気をたてて 高村光太郎
- 芸術は見る瞬間 野上豊一郎
- 町端れの灯 志賀直哉
- 誰かある 佐々木邦
- 秋山微笑居士 岩本素白
- 塵芥の中から宝石を 荻原井泉水
- 天命を生かし合い 武者小路実篤
- 渓谷へ霧の如く散る 飯田蛇笏
- 情調の吐息 北原白秋
- 道を訊くなら年若い女 石川啄木
- 釣銭はいらないよ 小出楢重
- 山懐の花盛りに 折口信夫
- 才能があるのは致命的欠陥 里見
- 無神論者も酔う 岡本かの子
- よしてよ、ほんとのこと言うの 久保田万太郎
- 漱石の鼻毛が焼失 内田百
- テッペンカケタカ 日夏耿之介
- 清濁併せ呑む 広津和郎
- 文章も匂いを失う 芥川龍之介
- 輿入れしてきた花嫁さん 堀口大学
- 孤高の姿 中川一政
- 彫刻を撫でる 宮城道雄
- 木彫の鑿の切れ味 瀧井孝作
- 秋の夕陽の中で 福原麟太郎
- 愚夫と愚妻 高田保
- 血の通った安住感 林達夫
- パリのタタミイワシ 大佛次郎
- 篝火の後の闇 横光利一
- どきどきしないと損 井伏鱒二
- 二十銭で変る 宮本百合子
- 湖水の底 川端康成
- ほんとうの軽薄 石川淳
- 尾崎一雄様方 夕顔御許に 尾崎一雄
- 葡萄酒に似た液体 三好達治
- 聞いたような名 網野菊
- 天に銅板がない 中谷宇吉郎
- 切符切りでパチンと 梶井基次郎
- ささ濁り 河上徹太郎
- 人間になりつつある動物 小林秀雄
- 食事の場面は照れくさい 上林暁
- 走者が砂を払う一瞬前 サトウハチロー
- 随時小酌 林芙美子
- 家族のダンテ 草野心平
- 指が痒くても 森茉莉
- 眩しい光線がたらたらと 深田久弥
- 蕎麦がうまいからといって 木山捷平
- 遠い風景 佐多稲子
- 樹下思惟 堀辰雄
- 新調した風呂にもう一度 永井龍男
- 鏡の余白は秋の水色 幸田文
- 滅んだふるさとの花祭り 原民喜
- 古本屋の幽霊 伊藤整
- 白紙の手紙 円地文子
- 池で上下、鏡で左右 朝永振一郎
- 御大切に 坂口安吾
- 混沌に目鼻 湯川秀樹
- 神様は太っ腹 沢村貞子
- 新聞を日光消毒 大岡昇平
- 顎を上にして 吉田健一
- 欅の梢が星を掃く 串田孫一
- 白焼きは芸術品 小沼丹
- ハカナサと胡散臭さ 安岡章太郎
- 生田の山の親分さん江 庄野潤三
- 侘しい蝦蟇口 吉行淳之介
- あるのは眼前の日々 藤沢周平
- 境内に鯵焼く匂い 向田邦子
- 町は低くなった 竹西寬子
- ろうたける 青木玉
- 人間の脂 三浦哲郎
- すきまの美意識 久保田淳
- 「だから」は百万巻の御経 井上ひさし
- ほんとうのことは言わなくていい 秦恒平
- 読者は風景の中に 三木卓
- 美しくお暮し下さい 佐佐木幸鋼
- うしろ姿は寂しい 宮本輝
- 世界一寂しい人 俵万智
「BOOKデータベース」 より