日本人が知らない戦争の話 : アジアが語る戦場の記憶

書誌事項

日本人が知らない戦争の話 : アジアが語る戦場の記憶

山下清海著

(ちくま新書, 1736)

筑摩書房, 2023.7

タイトル読み

ニホンジン ガ シラナイ センソウ ノ ハナシ : アジア ガ カタル センジョウ ノ キオク

注記

参考文献: p210-218

内容説明・目次

内容説明

アジア・太平洋戦争において、後景に退きがちな大陸や東南アジアでの戦闘。激戦や苛酷な統治が繰り広げられたその場所で暮らす人びとは、当時をどう語り継いでいるのか。そもそも私たちは、かつて日本軍がしたことをどれだけ知っているだろうか。シンガポールにおける大検証と粛清、「戦場にかける橋」で出会った元英兵捕虜、バターン死の行進、帰国できなかった中国残留孤児…。長年アジアに残る戦争の記憶に耳を傾けてきた地理学者が、日本人がけっして忘れてはいけないことを明らかにする。

目次

  • 第1章 中国侵攻(満洲事変;日中全面戦争へ)
  • 第2章 マレー半島侵攻とシンガポールの陥落(日本軍のマレー半島侵攻;シンガポール陥落)
  • 第3章 日本占領下のシンガポールとマレー半島―暗黒の三年八か月(「大検証」と「粛清」;華人への強制献金と皇民化政策;教科書に書かれた日本軍のマレー半島侵攻)
  • 第4章 東南アジア各地への侵攻(インドネシア占領;「死の鉄道」泰緬鉄道;マニラ、バターン半島、そしてフィリピン占領)
  • 第5章 日本の敗戦(中国に残された日本人;勝者が裁く軍事裁判;シンガポールの血債問題;戦争から何を学ぶか)

「BOOKデータベース」 より

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