「新しい時代」の文学論 : 夏目漱石、大江健三郎、そして3.11後へ
著者
書誌事項
「新しい時代」の文学論 : 夏目漱石、大江健三郎、そして3.11後へ
(NHKブックス, 1280)
NHK出版, 2023.7
- タイトル別名
-
新しい時代の文学論 : 夏目漱石大江健三郎そして3.11後へ
- タイトル読み
-
「アタラシイ ジダイ」ノ ブンガクロン : ナツメ ソウセキ、オオエ ケンザブロウ、ソシテ 3.11 ゴ エ
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注記
引用・主要参考文献: p240-245
内容説明・目次
内容説明
「明治」「戦後」につづく第三の“裂け目”後を、文学はいかに引き受けるのか―気鋭の批評家が、「一個の生」をキーワードに私たちの生きる態度を問う、渾身の一冊!
目次
- はじめに―「新しい時代」から「新しい時代」へ
- 第1章 百年の淋しさ―漱石『こころ』からの呼びかけ(「淋しい人」からの手紙;「わたし」というたったひとつの個であるために;「淋しさ」が生む「恐ろしい力」;「先生」はなぜ死ななければならなかったのか;「新しい時代」のために)
- 第2章 遅れてきた者の遍歴―大江健三郎の戦後(戦後という「新しい時代」の発見;六〇年安保と主体回復への葛藤;戦後の総括の試み;損なわれた生の救済と再生)
- 第3章 「新しい時代」の文学に向けて―3・11の「その後」をどう生きるか(3・11が生んだ「その後」;更新していく生と手渡される生)
- おわりに―たったひとつの個の一回限りの生
「BOOKデータベース」 より