完全性概念の基底 : ヨーロッパの教育概念史

書誌事項

完全性概念の基底 : ヨーロッパの教育概念史

田中智志著

東信堂, 2023.6

タイトル別名

Conceptual foundation of human perfection : a history of an European educational conception

タイトル読み

カンゼンセイ ガイネン ノ キテイ : ヨーロッパ ノ キョウイク ガイネンシ

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注記

文献: p492-533

索引あり

内容説明・目次

内容説明

ヨーロッパ近代教育思想の根源でもある人間の「完全性」。初期キリスト教思想に由来するこの概念には、神との交わりや他者とのつながりなど、人間が生きるための力動の「存在」があった。カルヴァン派による外在的規範の内面化、フランス啓蒙思想によって生じた利己心、そして近代合理主義―その後ヨーロッパを覆った時代のうねりの中、現代にまで継承されている「完全性」概念の系譜およびその近代教育思想とのかかわりを眺望した一冊。

目次

  • 序章 忘失される完全性―「存在」の力動
  • 第1章 「存在」と完全性―キリスト教思想の交感と出来
  • 第2章 義認と完全性―プロテスタンティズムの慈愛と意志
  • 第3章 理性と完全性―世界の秩序と恣意
  • 第4章 自然と完全性―フランス啓蒙思想の理性と交感
  • 第5章 教育と完全性―ドイツ教育思想の未来と超越
  • 第6章 思考と完全性―ニーチェの「存在」の力動
  • 終章 他なるものの到来―存在論的なもの

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BD03147066
  • ISBN
    • 9784798918365
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    x, 548p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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