漱石と姦通罪 : 前期三部作の誕生と家父長制批判
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書誌事項
漱石と姦通罪 : 前期三部作の誕生と家父長制批判
彩流社, 2023.8
- タイトル別名
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Soseki and adultery law : his first trilogy and criticism of patriarchy
漱石と姦通罪 : 前期3部作の誕生と家父長制批判
- タイトル読み
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ソウセキ ト カンツウザイ : ゼンキ サンブサク ノ タンジョウ ト カフチョウセイ ヒハン
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内容説明・目次
内容説明
『三四郎』『それから』『門』で、漱石は「姦通罪」を批判している―。「姦通罪」を制定し、改悪した「国家権力」と家父長的「家」制度への、漱石の挑戦を読む。
目次
- 前期三部作の前提(三部作の構造―旧約聖書とズーデルマンの『消えぬ過去』の影響;姦通という主題、および「姦通罪」に対する従来の研究の誤解;漱石自身の姦通願望の投影だという説;従来の研究の「姦通罪」に対する誤解;「姦通罪」の歴史、検閲)
- 第1部 『三四郎』―姦通劇の開幕(はじめに―『三四郎』の構造、および読みの問題;三四郎が元「海軍の職工」の妻との姦通に失敗する話の政治性 ほか)
- 第2部 『それから』―「天意に叶ふ」恋の物語(はじめに―「維新の志士」的気迫;「天意」とは ほか)
- 第3部 『門』―誰も死なない姦通小説の誕生(はじめに―『門』の革新性;姦通文学の歴史 ほか)
「BOOKデータベース」 より