比較文学で読む十一の出会い : 交差する東西のまなざし

書誌事項

比較文学で読む十一の出会い : 交差する東西のまなざし

英米文化学会編

勉誠社, 2023.9

タイトル別名

比較文学で読む11の出会い : 交差する東西のまなざし

タイトル読み

ヒカク ブンガク デ ヨム ジュウイチ ノ デアイ : コウサ スル トウザイ ノ マナザシ

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注記

標題紙, 背の出版者表記: 勉誠出版

『比較文学で読む十一の出会い』関連年表: p261-273

文献: 各章末

収録内容

  • 古い人を脱ぎ捨て、新しい人を身に着ける : チェンバレンと能『殺生石』 / 式町眞紀子執筆
  • 明治期におけるディケンズの『若夫婦に関するスケッチ』翻訳受容 / 水野隆之執筆
  • 文明開化と三遊亭円朝人情咄「蝦夷錦古郷の家土産」 : 原作『新・堕ちた女の物語』(ウィルキー・コリンズ作)と比較して / 閑田朋子執筆
  • グレイと漱石、セリマと「吾輩」 / 菅野智城執筆
  • 踊る山田耕筰 : イザドラ・ダンカンの舞踊思想に魅せられて / 蒔田裕美執筆
  • 一九一〇年代のロンドンと坪内士行の観劇体験 : 音楽劇を中心に / 赤井朋子執筆
  • 帝劇女優・森律子の秘められた意思 : 矛盾を解消する異文化接触 / 藤岡阿由未執筆
  • 島崎藤村の「分配」再評価 : ラスキンの格言を通して見えてくるもの / 塚田英博執筆
  • 大岡昇平『ハムレット日記』改訂と「オフィーリア埋葬」の意味 / 石塚倫子執筆
  • 世界に突然現れる謎の鳥たち : 筒井康隆「ジャップ鳥」と一九七〇年代の日本 / 河内裕二執筆
  • ユートピア探しと物語探し : 井上ひさしとオルダス・ハクスリー / 加藤千博執筆

内容説明・目次

内容説明

明治の開国に伴い、外国人によって発見された日本の文化・文学。まなざしは西から東へと注がれ、日本人もまた、東から西を見つめた。自国と異国の差異を経験し、演劇、小説、落語そして舞踊と多様なジャンルで、個々の葛藤や発見を昇華させた日本人たち。文明開化以降、外国人はどのように日本の文化・文学を紹介し、また日本人たちはどのように日本文化の枠組みの中で、西洋文化を摂取していったのか。明治、大正、昭和、そして戦争を経て、現代まで続く人々の、日本文化・文学の葛藤と発展を読み解く。

目次

  • 第1章 古い人を脱ぎ捨て、新しい人を身に着ける―チェンバレンと能『殺生石』(式町眞紀子)
  • 第2章 明治期におけるディケンズの『若夫婦に関するスケッチ』翻訳受容(水野隆之)
  • 第3章 文明開化と三遊亭円朝人情咄「蝦夷錦古郷の家土産」―原作『新・堕ちた女の物語』(ウィルキー・コリンズ作)と比較して(閑田朋子)
  • 第4章 グレイと漱石、セリマと「吾輩」(菅野智城)
  • 第5章 踊る山田耕筰―イザドラ・ダンカンの舞踊思想に魅せられて(蒔田裕美)
  • 第6章 一九一〇年代のロンドンと坪内士行の観劇体験―音楽劇を中心に(赤井朋子)
  • 第7章 帝劇女優・森律子の秘められた意思―矛盾を解消する異文化接触(藤岡阿由未)
  • 第8章 島崎藤村の「分配」再評価―ラスキンの格言を通して見えてくるもの(塚田英博)
  • 第9章 大岡昇平『ハムレット日記』改訂と「オフィーリア埋葬」の意味(石塚倫子)
  • 第10章 世界に突然現れる謎の鳥たち―筒井康隆「ジャップ鳥」と一九七〇年代の日本(河内裕二)
  • 第11章 ユートピア探しと物語探し―井上ひさしとオルダス・ハクスリー(加藤千博)

「BOOKデータベース」 より

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