教養としてのインターネット論 : 世界の最先端を知る「10の論点」

書誌事項

教養としてのインターネット論 : 世界の最先端を知る「10の論点」

谷脇康彦著

日経BP , 日経BPマーケティング (発売), 2023.9

タイトル別名

教養としてのインターネット論 : 世界の最先端を知る10の論点

タイトル読み

キョウヨウ トシテノ インターネットロン : セカイ ノ サイセンタン オ シル「10 ノ ロンテン」

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内容説明・目次

内容説明

「グローバルなインターネットの時代は終わった」2022年秋、米シンクタンクが公開した報告書は衝撃の一言で始まっていた。新型コロナウイルス、ウクライナ紛争―。インターネットが社会インフラとなり、政治、経済、外交、安全保障など多くの分野で存在感を増している。しかし、その深いところで何が起きているのか、という点はあまり知られていない。ではいったい、インターネットの世界に何が起きているのか。元来、インターネットは民間の人たちが構築し相互につながり合うことで機能している。その自由さ、柔軟さ=グローバルさこそがネット特有のしなやかな発展を実現してきた。最大の特徴に「終わり」が告げられた今、その最前線でどのような競争や対立が起きているのかを理解し、これからのインターネットを考える。インターネットの恩恵をすべての人が得られる未来のために、まずは最新論点を知り、議論に参加しよう。

目次

  • 第1章 新しいデジタルへの契機(パンデミックが変えた社会;デジタル戦としてのウクライナ紛争;デジタル技術の使い方;低下するインターネットの自由;データ駆動社会のつくり方)
  • 第2章 データ資本への変遷(120年前の予言;第二段階に入ったデジタル革命 ほか)
  • 第3章 データ流通基盤の幕開け(集中と分散;巨大プラットフォーマーが変えたサイバー空間;Web3の登場;デジタル政策への拡張;政策における中立性とは何か;背景にあるネットワーク構造の大転換;差別か区別か;ネットワーク構造と通信主義)
  • 第4章 デジタル民主主義を巡る対立(インターネット誕生とその基本精神;自由主義国家vs.権威主義国家;NewIPの狙い;各層で先鋭化する両陣営の対立;到来するデジタル冷戦の時代;マルチステークホルダー主義は有効か;デジタル冷戦に備える日本の安全保障;デジタル民主主義とインターネットガバナンス)
  • 第5章 インターネットの未来(データ騒動社会―「集中」から「分散」へ;本書から浮かび上がる10の論点;AIとG7の歩み;10年後のネットワーク;インターネットの未来のために)

「BOOKデータベース」 より

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