日本語に生まれること、フランス語を生きること : 来たるべき市民の社会とその言語をめぐって
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書誌事項
日本語に生まれること、フランス語を生きること : 来たるべき市民の社会とその言語をめぐって
春秋社, 2023.9
- タイトル別名
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日本語に生まれることフランス語を生きること : 来たるべき市民の社会とその言語をめぐって
- タイトル読み
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ニホンゴ ニ ウマレル コト フランスゴ オ イキル コト : キタルベキ シミン ノ シャカイ ト ソノ ゲンゴ オ メグッテ
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注記
引用文献・資料: p312-324
内容説明・目次
内容説明
「天皇を戴く国家」か?「市民による社会」か?日本という国の腐敗と病理の根底には、日本語に固有の言語問題が横たわっており、その背後には天皇制の呪縛が控えている―今日の日本社会の危機的状況(憲法の危機、権力による民主主義の破壊、国民の自発的隷従という頽廃等)の根源にあるものに光をあてた渾身の批評。
目次
- 序―なぜフランス語で書くのか
- 『他処から来た言語』とフクシマ、そしてその後の十年
- この国には「社会」がない
- 「ウイスキー・モノモタパ」―J=B・ポンタリスの「月曜会」
- 日本的社会とは何か
- 中世的世界
- 「致命的な障害」と「印象的な記憶」
- 日本語を問う
- 一人称と二人称
- 「ゴム人形」と「百千年来の余弊」
- 渡辺清『砕かれた神』―天皇をアナタと呼んだ男
- 日本語におけるウチとソト―大野晋に学ぶ
- 森有正の日本語論―遍在的天皇制をめぐって
- フランス語へ―森有正と父水林次郎
- 『壊れた魂』―弦楽四重奏と同輩者的世界
- 市民的政治社会とルソーの時代の音楽―ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェン
- アンシアン・レジームを脱していない日本
- 啓蒙と脱領土化されたヨーロッパへの帰依
- 「目覚めの時よ、早く来たれ!朝よ、早く来たれ!」(渡辺一夫)
- 希望について―石母田正・丸山眞男・水林彪
- 結語―来るべき社会の言語的基盤を求めて
「BOOKデータベース」 より