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日本精神史

長谷川宏 [著]

(講談社学術文庫, [2786])

講談社, 2023.10

タイトル読み

ニホン セイシンシ

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注記

主要参考文献: p538-566

原本: 講談社2015年9月刊

シリーズ番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

平安末期、滅びゆく貴族の輝きが生んだ『新古今和歌集』。鎌倉に誕生した武家政権の意識を御成敗式目に探り、一四世紀に起きた観阿弥・世阿弥父子による演劇史上の画期の美学を問う。江戸末期の悪の連鎖と虚無感の先に鶴屋南北は何を見たのか?文化として迸る人びとの精神のありようを、冴えわたる筆致で描き出す。豊穣なる五千年の旅の到達点へ!

目次

  • 『新古今和歌集』と『愚管抄』―乱世を生きる貴族の誇り
  • 『平家物語』―戦乱と滅びの文学
  • 御成敗式目―新興武士の合理性
  • 「一遍聖絵」と「蒙古襲来絵詞」―遊行と死と戦闘
  • 『徒然草』―内省と明察と無常観
  • 『神皇正統記』―敗北の書のリアリズム
  • 能と狂言―幽玄と笑い
  • 禅の造形美―鹿苑寺金閣と慈照寺銀閣と龍安寺石庭
  • 山水画に宿る霊気―「那智滝図」と雪舟と「松林図屏風」
  • 茶の湯―わびの美学
  • 装飾芸術の拡大と洗練―宗達と光琳
  • 江戸の儒学―伊藤仁斎・荻生徂徠を中心に
  • 元禄文化の遊戯とさびと人情―西鶴・芭蕉・近松
  • 南画とその周辺―池大雅と与謝蕪村
  • 本居宣長―国学の立場
  • 浮世絵の成立と展開―春信・歌麿・写楽・北斎・広重
  • 鶴屋南北『東海道四谷怪談』―悪の魅力

「BOOKデータベース」 より

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