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フォルモサ・イデオロギー : 台湾ナショナリズムの勃興1895-1945

呉叡人 [著] ; 梅森直之, 山本和行訳

みすず書房, 2023.10

タイトル別名

The Formosan ideology : oriental colonialism and the rise of Taiwanese nationalism, 1895-1945

フォルモサイデオロギー : 台湾ナショナリズムの勃興1895-1945

タイトル読み

フォルモサ・イデオロギー : タイワン ナショナリズム ノ ボッコウ 1895-1945

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注記

英文で記された博士論文(アメリカ・シカゴ大学, 2003)の全訳に、その後当該の主題について発表された2つの英文ペーパーを補論として収録したもの

国立台湾文学館からの翻訳出版助成を受けたもの

内容説明・目次

内容説明

日本の“東洋的植民地主義”の下で、台湾人はいかにして自らのネーションの政治的形式を想像し、そこに文化的内容を付与していったのか。その葛藤的過程を描く。

目次

  • 第1章 植民地台湾とナショナリズムの諸理論(台湾ナショナリズムという問い;文献の検討;本書の主張;本書の構成と方法論)
  • 第2章 差別的包摂―周縁における日本の植民地的国民形成(大日本帝国再考;差別的包摂―周縁における日本の植民地的国民形成 ほか)
  • 第3章 ナショナルになってゆく―政治的闘争と台湾国民国家の言説(一九一九‐一九三一)(割譲―分かたれた想像の出発点;「台湾は台湾人の台湾ならざるべからず」―同化主義と自治主義の相克 ほか)
  • 第4章 ネーションになる―文化的抵抗と台湾民族文化の言説(一九一九‐一九三七)(文化の誕生―一九一九‐一九二一;文化の崩壊―一九二三‐一九二九 ほか)
  • 第5章 東洋的植民地主義下のナショナリズム(台湾と植民地ナショナリズムの“アンダーソン=チャタジー・テーゼ”;沖縄および朝鮮によるテーゼの検証 ほか)
  • 補論

「BOOKデータベース」 より

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