ドラキュラ・シンドローム : 外国を恐怖する英国ヴィクトリア朝

書誌事項

ドラキュラ・シンドローム : 外国を恐怖する英国ヴィクトリア朝

丹治愛 [著]

(講談社学術文庫, [2791])

講談社, 2023.11

タイトル別名

ドラキュラの世紀末 : ヴィクトリア朝外国恐怖症 (ゼノフォービア) の文化研究

ドラキュラシンドローム : 外国を恐怖する英国ヴィクトリア朝

タイトル読み

ドラキュラ・シンドローム : ガイコク オ キョウフ スル エイコク ヴィクトリアチョウ

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注記

「ドラキュラの世紀末 : ヴィクトリア朝外国恐怖症 (ゼノフォービア) の文化研究」(東京大学出版会 1997年刊) の改題増補

引用文献: p365-379

シリーズ番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

軍事・経済ともに急成長した周辺国からの侵略の恐怖、増え続ける海外からの貧窮移民への不安、アジアの植民地から拡大する感染症の脅威…。我々を惹きつけてやまないドラキュラの恐怖の源には、「太陽の沈まぬ帝国」からの没落を予感する、英国の外国恐怖症があった。ゴシック・ホラーの傑作に織りこまれた世紀末ヴィクトリア朝の深層を描き出す!

目次

  • イントロダクション(『ドラキュラ』の謎;ドラキュラの年は西暦何年か)
  • 帝国主義の世紀末(侵略恐怖と海峡トンネル計画の挫折;アメリカ恐怖と「栄光ある孤立」の終焉)
  • 反ユダヤ主義の世紀末(ユダヤ人恐怖と外国人法の成立;混血恐怖とホロコースト)
  • パストゥール革命の世紀末(コレラ恐怖と衛生改革;瘴気恐怖と細菌恐怖)
  • 増補 もうひとつの外国恐怖症―エミール・ゾラの“猥褻”小説と検閲

「BOOKデータベース」 より

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