Bibliographic Information

逆境の中の尊厳概念 : 困難な時代の人権

セイラ・ベンハビブ [著] ; 岩佐宣明 [ほか] 訳

(叢書・ウニベルシタス, 1160)

法政大学出版局, 2023.11

Other Title

Dignity in adversity : human rights in troubled times

逆境の中の尊厳概念 : 困難な時代の人権

Title Transcription

ギャッキョウ ノ ナカ ノ ソンゲン ガイネン : コンナン ナ ジダイ ノ ジンケン

Available at  / 115 libraries

Note

その他の訳者: 宇佐美公生, ギブソン松井佳子, 小林道太郎, 庄司信, 高木駿, 高畑祐人, 徳地真弥, 馬場智一

監訳: 加藤泰史

原著 (Polity Press, 2011) の全訳

索引: 巻末p1-18

Description and Table of Contents

Description

人間の尊厳を問う人権の哲学、人権の政治学。討議倫理学とコミュニケーション的合理性において人権を体系的に説明し、「権利を持つ権利」を主張するアーレントや、アドルノ、ホルクハイマー、シュミットらの思想史的考察とともに、「民主主義的反復」や「法生成性」を展開させる。主権、シティズンシップ、国民国家の危機、反ユダヤ主義、ジェノサイド、「スカーフ事件」など現在もなお紛糾する諸問題を論じて、幻想なきコスモポリタニズムを目指す。

Table of Contents

  • 第1章 序論―幻想なきコスモポリタニズム
  • 第2章 『啓蒙の弁証法』から『全体主義の起原』へ―アーレントと共存するアドルノとホルクハイマー
  • 第3章 全体主義の影の中の国際法と人間の複数性―ハンナ・アーレントとラファエル・レムキン
  • 第4章 もう一つの普遍主義―人権の統一性と多様性
  • 第5章 民主主義に対する人権は存在するか―介入主義と無関心を越えて
  • 第6章 主権の黄昏、あるいはコスモポリタン的規範の出現?―不安定な時代におけるシティズンシップを再考する
  • 第7章 国境を超えた権利要求―国際的な人権と民主主義的な主権
  • 第8章 民主主義的排除と民主主義的反復―正当なメンバーシップとコスモポリタン的連邦主義のジレンマ
  • 第9章 政治神学の回帰―フランス、ドイツ、トルコにおける比較憲法学的観点から考察したスカーフ事件
  • 第10章 私たちの時代のユートピアとディストピア

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1

Details

  • NCID
    BD04731615
  • ISBN
    • 9784588011603
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    eng
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    xv, 399, 18, iip
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
Page Top