書誌事項

宇宙の途上で出会う : 量子物理学からみる物質と意味のもつれ

カレン・バラッド著 ; 水田博子, 南菜緒子, 南晃訳

人文書院, 2023.11

タイトル別名

Meeting the universe halfway : quantum physics and the entanglement of matter and meaning

タイトル読み

ウチュウ ノ トジョウ デ デアウ : リョウシ ブツリガク カラ ミル ブッシツ ト イミ ノ モツレ

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注記

原著の書誌的事項: Duke University Press, 2007

参考文献: p558-573

人名索引: p574-576

内容説明・目次

内容説明

思想界全体の物質への注目を導いたニュー・マテリアリズムの金字塔的大著。本書で提案されるのは、この宇宙のあらゆる物質をはじめ、空間、時間までもあらかじめ確定したものとして存在しているのではなく、関係する諸部分のもつれと内部作用から創発するという、新たな認識論、存在論といえる「エージェンシャル・リアリズム」である。ボーアの量子力学に深く立ち入り、バトラーのフェミニズム理論を批判的に検討することで、言葉と物質、人間と非人間の関係を独自のポストヒューマニズム的視点から捉え直し、哲学、科学論にとどまらず社会理論にも重要な示唆をもたらす。21世紀の思想にその名を刻む革命的著作。

目次

  • 第1部 もつれあった始まり(問題=物質になることの科学と倫理;宇宙の途上で出会う;回折―問題=物質になる差異、偶発性、もつれ)
  • 第2部 内部作用の重要性(ニールス・ボーアの哲学‐物理学―量子物理学からみた知識と実在の性質;エージェンシャル・リアリズム―物質‐言説的実践はいかにして問題=物質になるか)
  • 第3部 もつれと再構成/再形象化(現実になること―テクノサイエンス実践と現実の物質化;時空の再構成/再形象化―自然文化の力、権力の変わりゆくトポロジー;量子もつれ―実験形而上学と自然の性質;知ることの存在論、生成の内部作用、問題=物質になることの倫理)
  • 付録(「カスケード実験」アリス・フルトン;不確定性原理は相補性の基礎ではない;ボーアの相補性原理とハイゼンベルクの不確定性原理の関係をめぐる論争)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BD04734566
  • ISBN
    • 9784409031254
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    京都
  • ページ数/冊数
    576p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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