消えた核科学者 : 北朝鮮の核開発と拉致

書誌事項

消えた核科学者 : 北朝鮮の核開発と拉致

渡辺周著

岩波書店, 2023.11

タイトル別名

消えた核科学者 : 北朝鮮の核開発と拉致

タイトル読み

キエタ カク カガクシャ : キタチョウセン ノ カク カイハツ ト ラチ

大学図書館所蔵 件 / 38

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

一九七二年、原子力施設が集まる茨城県東海村から、忽然と姿を消した一人の男。捜査に訪れた勝田署の刑事は、「北に持っていかれたな」と呟いた。男の名は「竹村達也」、日本の原子力開発の拠点、動燃のプルトニウム製造係長だった。四〇年後の二〇一三年、突如、警察庁の“拉致の可能性を排除できない事案に係る方々”にその名が載る。茨城県警はじめ公安部長、警察長官経験者、動燃幹部、誰もが「何も知らない」と言う不可解な捜査過程。「北」とは北朝鮮なのか?核科学者は、どこに消えたのか?

目次

  • はじめに 北朝鮮はなぜ日本人を拉致したのか
  • 第1章 「北に持っていかれたな」―「アトム会」からの依頼
  • 第2章 誰も竹村を「知らない」
  • 第3章 東海村の「プルトニウム四天王」
  • 第4章 動燃の闇―監視、隠蔽、怪死
  • 第5章 岸から安倍へ受け継がれた核オプション
  • 第6章 朝鮮戦争―金日成が恐れた原爆
  • 第7章 知られざる核技術者たちの失踪
  • 第8章 「そんな人物はおりません」―「転職」の行方
  • おわりに 封印された拉致疑惑

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ