神を戴く西洋世界、神々の坐す日本 : 文學文化論集
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神を戴く西洋世界、神々の坐す日本 : 文學文化論集
彩流社, 2023.12
- タイトル別名
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神を戴く西洋世界神々の坐す日本 : 文學文化論集
- タイトル読み
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カミ オ イタダク セイヨウ セカイ、カミガミ ノ イマス ニッポン : ブンガク ブンカ ロンシュウ
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収録内容
- 絶對者を戴く文化、戴かぬ文化 : 諭吉、カーライル、獨歩、他
- “洋魂"の素晴しさ恐しさ : クリスト教を拔きにして歐米主導の國際政治は語れぬ
- 信仰、義務、仕事 : 英文學に於ける世俗化
- ファウスト的自我の運命 : マーロウ、ゲーテ、バイロン
- ヘンリー・ジェイムズの『デイズィ・ミラー』 : アメリカ外交の參考書として讀む
- カーライル『衣服哲學』試論
- トマス・カーライルとハーマン・メルヴィル
- カーライルのフランス革命論
- エンゲルスのカーライル論
- 機械論的世界觀との對決 : トマス・カーライルと「時代の徴候」
- カーライルのマホメット論を讀むサイード : 『オリエンタリズム』への註釋を兼ねて
- T・S・エリオットとジョウゼフ・コンラッド : 『闇の奧』を巡つて
- 個性の滅卻 : T・S・エリオット論
- 習慣、傳統、正統 : T・S・エリオットと小林秀雄
- 異端糺明のための小問題集 : T・S・エリオット『異神を追ひて』の「補遺」について
- ソポクレス『オイディプス王』
- ジャン・パウル『ジーベンケース』
- 近松門左衞門『曾根崎心中』
- 芥川龍之介「神神の微笑」
- ジョージ・スタイナー『サン・クリストバルへのA・Hの移送』
- ヘシオドス『仕事と日々』
- 中江兆民『三醉人經綸問答』
- ヘンリック・イプセン『民衆の敵』
- ドゥニ・ディドロ『ラモーの甥』
- 小林多喜二「蟹工船」
- タアッバタ・シャッラン「復讐の詩」
- ウィリアム・ブレイク「毒の木」
- 三世竝木五瓶『勸進帳』
- アンブロウズ・ビアス「自動チェス人形」
- ジョウゼフ・コンラッド「進歩の前哨基地」
- ジョージ・オーウェル『一九八四年』
- 福田恆存『私の國語教室』
- 福田恆存の國語論と保守派知識人 : 先づ隗より始めよ
- 類ひ稀なる戰爭論『戰爭は無くならない』 : 『松原正全集』第三卷の刊行に寄せて
- 最多出席者から見た臼井善隆先生
- 大島一彦先生の複眼的思考について
- 梅宮創造先生に纏はる思ひ出話など
内容説明・目次
内容説明
「論理は良きものだが、最良に非ず」(トマス・カーライル)。心情に關はる細部を無視し、皮相淺薄な論理で損得勘定に生きる同時代人に對し疑問を呈するカーライル。論理の限界を突破し、「絶對」を探求する精神は益々研ぎ澄まされてゆく。ここに著者は「西洋精神」の激しさの源泉を見た。日歐文化を對比把捉する論集、出來。
目次
- 1(絶對者を戴く文化、戴かぬ文化―諭吉、カーライル、獨歩、他;“洋魂”の素晴しさ恐しさ―クリスト教を拔きにして歐米主導の國際政治は語れぬ ほか)
- 2(カーライル『衣服哲學』試論;トマス・カーライルとハーマン・メルヴィル ほか)
- 3(T.S.エリオットとジョウゼフ・コンラッド―『闇の奧』を巡つて;個性の滅却―T・S・エリオット論 ほか)
- 4(ソポクレス『オイディプス王』;ジャン・パウル『ジーベンケース』 ほか)
- 5(福田恆存『私の國語教室』;福田恆存の國語論と保守派知識人―先づ隗より始めよ ほか)
「BOOKデータベース」 より