グローバルインフレーションの深層

書誌事項

グローバルインフレーションの深層

河野龍太郎著

慶應義塾大学出版会, 2023.12

タイトル別名

Global inflation

タイトル読み

グローバル インフレーション ノ シンソウ

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注記

参考文献: p293-298

索引: p299-305

内容説明・目次

内容説明

「大いなる過熱」の後に何が起きるか。コロナ禍を機に急激なインフレが世界を襲った。第一の原因は、先進各国の大規模な財政政策だ。第二の原因は、インフレを一時的と誤認し、サプライチェーンの寸断など供給ショックに怯えた中央銀行が利上げに出遅れたことだ。今や米国の高金利が誘発する超円安は、供給能力の低くなった日本のインフレを助長し、同時に財政インフレリスクも忍び寄る。局面打開に何が必要か。著名エコノミストが理論・歴史・政治・国際的視点から金融経済の行方を読み解く得心の一書!

目次

  • 第1章 1ドル150円台の超円安が繰り返すのか(超円安時代の到来;長期実質円安の実相)
  • 第2章 グローバルインフレの真因(繰り返すショックと中央銀行の誤算;システマティック・エラーの中で沈む中央銀行の信認)
  • 第3章 グローバルインフレは財政インフレなのか(しつこく高いインフレは、いつでもどこでも財政的現象;1980年代初頭のグレートインフレーション終息のもう一つの理由)
  • 第4章 構造インフレ論、中国日本化論、強欲インフレ論(米中新冷戦と構造インフレ論;中国が直面する日本化(ジャパニフィケーション)問題;補論 強欲インフレの意外な真実)
  • 第5章 日本がアルゼンチンタンゴを踊る日(少子化対策と財源問題;国際通貨「円」を保有する日本の公的債務の持続可能性)

「BOOKデータベース」 より

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