カーストとは何か : インド「不可触民」の実像

書誌事項

カーストとは何か : インド「不可触民」の実像

鈴木真弥著

(中公新書, 2787)

中央公論新社, 2024.1

タイトル別名

カーストとは何か : インド不可触民の実像

タイトル読み

カースト トワ ナニ カ : インド「フカショクミン」ノ ジツゾウ

注記

主要参考文献: p253-256

カースト/インド読書案内: p257-258

カースト/インド関連年表: p260-264

内容説明・目次

内容説明

インドに根付く社会的な身分制=カースト。数千年の歴史のなかで形成され、結婚・食事・職業などを生まれから規制し、今なお影響を与え続ける。カースト問題には、「不浄」とされ蔑視が続く最底辺の不可触民=ダリトへの差別がある。政府は2億人に及ぶダリトを支援する施策を打つが、その慣習は消えず、移民した各国でも問題化している。本書はインドに重くのしかかるカーストについて、歴史から現状まで、事例を通し描く。

目次

  • 序章 カーストとは何か
  • 第1章 不可触民とされた人びと―被差別集団の軌跡
  • 第2章 差別批判と解放の模索―迷走のインド政治
  • 第3章 清掃カーストたちの現在―社会的最下層の実態
  • 第4章 インド社会で垣間見られるとき
  • 第5章 世界で姿が見えるとき
  • 終章 カーストの未来、インド社会のゆくえ

「BOOKデータベース」 より

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