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源氏供養

橋本治著

(中公文庫, [は-31-41])

中央公論新社, 2024.1

新版

Other Title

Genji kuyo

Title Transcription

ゲンジ クヨウ

Available at  / 12 libraries

Note

欧文タイトル, シリーズ番号はブックジャケットによる

奥付の版表示: 改版

単行本 1994年刊

中公文庫 1996年刊を底本とし巻末に新たに座談会を収録した新版

Description and Table of Contents

Description

女性は御簾に隠れるべき存在だった時代、紫の上は軽やかに駆ける少女として描かれた。作家が物語に託した革新的なアンチテーゼは、一千年後の読者である我々にも届いている。現代の作家・橋本治が書き手の孤独と希望に寄り添いつつ、世紀の長篇を読み解く。座談会「物語の論理・“性”の論理」後篇収録。

Table of Contents

  • 自立する女と、国を作ってしまった女
  • 逃れ去る女達
  • 浮舟の拒絶
  • 「理想」の中に眠るもの
  • 明石の一族の物語
  • 凍える冬の住吉大社で―
  • つれない父―光源氏と少年夕霧
  • 女にして可愛がってみたい―光源氏と青年夕霧
  • ただ一人許してしまった相手
  • 不思議な養父と玉鬘
  • 華麗なる女遍歴の「実情」
  • 妖しい父親
  • 異母弟・螢兵部卿の宮と光源氏
  • 恋という“手続き”
  • 三角関係の謎
  • 孤独な男の孤独
  • それは孤独から始まった
  • フェミニストでなければよかった…
  • 朝顔の姫君のこと
  • もしも、源氏物語を男が書いたのだとしたら…〔ほか〕

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