死なないための暴力論
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死なないための暴力論
(インターナショナル新書, 136)
集英社インターナショナル , 集英社 (発売), 2024.2
- タイトル読み
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シナナイ タメ ノ ボウリョクロン
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内容説明・目次
内容説明
「暴力反対」とはよく聞くが、世の中は暴力にあふれている。国は警察という暴力装置を持ち、問答無用で徴税する(そして増税する)。資本主義は私たちを搾取し、格差を生み出す。家父長制は男性優位・女性劣位のシステムをつくりあげる。こうした暴力に対抗するには、また別種の暴力が必要となる。暴力には否定すべきものと、肯定せざるをえないものがあるのだ。思考停止の「暴力反対」から抜け出し、世界の思想・運動から倫理的な力のあり方を学ぶ。
目次
- 第1章 世界は暴力にあふれている(暴力的な私たち;暴力の思想史;暴力論を組み合わせる;非暴力を批判する)
- 第2章 支配・搾取する、上からの暴力(構造的暴力とはなにか?;ショック・ドクトリン;廃絶運動)
- 第3章 自律・抵抗する、下からの反暴力(サフラジェット;統治と抵抗;サパティスタ民族解放軍(EZLN);ロジャヴァ革命;反暴力を定義づける)
- 第4章 暴力の手前にあるもの(相互扶助;抵抗運動は無駄なのか?;私たちの闘い方)
「BOOKデータベース」 より