貴族とは何か、武士とは何か
著者
書誌事項
貴族とは何か、武士とは何か
(日文研・共同研究報告書, 191)
思文閣出版, 2024.2
- タイトル別名
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貴族とは何か武士とは何か
- タイトル読み
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キゾク トワ ナニ カ、 ブシ トワ ナニ カ
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注記
国際日本文化研究センター共同研究会「貴族とは何か、武士とは何か」の成果の論集
参考文献あり
収録内容
- 古代
- 摂関期の武人と貴族
- 寺内浩
- 摂関期における武者の「優免」
- 倉本一宏
- 「王朝国家軍制論」の擁護
- 下向井龍彦
- 「王朝」観念と"貴族道"
- 関幸彦
- 嫁取儀礼の成立
- 服藤早苗
- 一〇世紀の貴族社会における狩猟
- 堀井佳代子
- 平安貴族の新宅・移徙の儀について
- 龔婷
- 平安貴族と「ゐなか」
- 久葉智代
- 平安・鎌倉期の出産儀礼と公武
- 東海林亜矢子
- 武士と触穢に関する覚書
- 上野勝之
- 五体不具穢とは?
- 佃美香
- 相撲・相撲人と武芸・武士
- 森公章
- 牛車をめぐる対話
- 京樂真帆子
- 一〇世紀後葉地方軍制の一齣
- 告井幸男
- 中世
- 武士論の成果と課題
- 呉座勇一
- 平安末-鎌倉時代の摂関家と武家勢力
- 樋口健太郎
- 文士と武士
- 田中誠
- 貴族はいかにして生き残ったか
- 美川圭
- 里内裏について
- 野口孝子
- 建武政権による元代仏教導入の試み
- 榎本渉
- 室町幕府将軍御台被官と附庸奉公衆
- 木下聡
- 室町殿「公家化」の儀礼空間
- 松永和浩
- 伊勢国司北畠氏は「公家・貴族」か
- 岡野友彦
- 公家と武士のキメラ
- 青山幹哉
- 「坂東武士」のイメージ
- 野口実
- 「武士団」という語の成立について
- 高橋昌明
- 後鳥羽上皇や有力廷臣の笠懸などの武芸と馬場
- 豊田裕章
- 近世・近代
- 近世前期、「首都」江戸の京都文化の摂取に関する考察
- 大石学
- 萩藩毛利家における公武婚
- 石田俊
- 公家の震災復興と大名家
- 磯田道史
- 華士族身分と「家」意識
- 松田敬之
- 麝香間祗候の役割
- 刑部芳則
- 武士の国際比較
- 中国における文と武
- 伊東貴之
- 武と文
- 劉暁峰
- 武士と中国文化
- 榎本淳一
- 「白馬の禍」からみる中国古代史の文武関係
- 梁暁弈
- 八-一〇世紀の東アジアにおける「自立する「武」」の台頭とその行方
- 宋浣範
- 西洋の騎士と王権の関わり
- 滝澤修身
内容説明・目次
内容説明
約四百年にもわたり、貴族が栄華を誇った平安時代。平和な世から武士が発生し、政権を樹立するまでに至ったのはなぜか?貴族たちはなぜ武家政権の成立を許したのか?そして武家政権下で公家が存続できたのはなぜか?「貴族と武士」という日本史の最重要テーマを、古代・中世・近世・近代・東洋史の研究者約四十名が集い議論する。
目次
- 第1部 古代(摂関期の武人と貴族;摂関期における武者の「優免」 ほか)
- 第2部 中世(武士論の成果と課題;平安末〜鎌倉時代の摂関家と武家勢力 ほか)
- 第3部 近世・近代(近世前期、「首都」江戸の京都文化の摂取に関する考察―権力都市・政治都市の権威化;萩藩毛利家における公武婚 ほか)
- 第4部 武士の国際比較(中国における文と武―〓と武人、門閥貴族、士大夫・郷紳と文人;武と文―馬上で天下を治むるをあたわず ほか)
「BOOKデータベース」 より