児童虐待の歴史社会学 : 戦前期「児童虐待防止法」成立過程にみる子ども観の変遷

書誌事項

児童虐待の歴史社会学 : 戦前期「児童虐待防止法」成立過程にみる子ども観の変遷

高橋靖幸著

勁草書房, 2024.2

タイトル別名

児童虐待の歴史社会学 : 戦前期児童虐待防止法成立過程にみる子ども観の変遷

タイトル読み

ジドウ ギャクタイ ノ レキシ シャカイガク : センゼンキ ジドウ ギャクタイ ボウシホウ セイリツ カテイ ニ ミル コドモカン ノ ヘンセン

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注記

博士学位申請論文「近代日本における児童虐待問題の形成と変容に関する社会構築主義研究 : 昭和八年「児童虐待防止法」の成立過程にみる子どもの近代」(立教大学, 2023年) を改題, 加筆修正したもの

文献一覧: 巻末p7-28

内容説明・目次

内容説明

日本社会は児童虐待について何を問題にし、何を問題にしてこなかったのか。明治期から昭和初期にかけ、日本に「児童虐待」概念が立ち上がり浸透する過程を大量の資料から分析、子どもの近代の一局面を描く。

目次

  • 序章 近代日本における児童虐待問題への視座
  • 第1章 近代日本における児童虐待問題の萌芽―明治期における「児童虐待」の概念
  • 第2章 児童虐待をめぐる新聞報道と専門家言説の相互作用
  • 第3章 内務省社会局における児童保護法制定の取り組みと児童虐待防止の検討
  • 第4章 児童虐待問題の転換―児童虐待事件を契機とした法制化議論の深化
  • 第5章 岩の坂貰い子殺し事件の社会問題化と児童保護法制化議論の変容
  • 第6章 児童虐待防止法案作成の分岐点―『兒童虐待防止に關する法律案要綱』
  • 第7章 帝国議会における児童虐待防止法案の審議過程
  • 第8章 児童虐待防止法実施状況にみる新たな子ども問題と子どもの複数性
  • 終章 日本の児童虐待問題と子どもの近代

「BOOKデータベース」 より

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