誘惑する他者 : メルヴィル文学の倫理 Others that seduce : on the ethics of Melville's literature

書誌事項

誘惑する他者 : メルヴィル文学の倫理 = Others that seduce : on the ethics of Melville's literature

古井義昭著

法政大学出版局, 2024.3

タイトル読み

ユウワク スル タシャ : メルヴィル ブンガク ノ リンリ

大学図書館所蔵 件 / 47

この図書・雑誌をさがす

注記

引用文献: 巻末p1-21

収録内容

  • 序章
  • 『白鯨』における寂しい個人主義
  • 『イズラエル・ポッター』における倫理的寂しさ
  • 痕跡を書き残す
  • 他者を貫く
  • 誰も自分の父たりえない
  • 時間の暴力に抗う
  • 差異を超える
  • 秘密の感情
  • バートルビーの机
  • ビリーを撃つ

内容説明・目次

内容説明

『白鯨』『ビリー・バッド』「バートルビー」をはじめ、安易な解釈を許さない数々の問題作で知られる19世紀米国の大作家メルヴィル。その主要作品群を精読し、誘惑すると同時に理解を拒絶する他者、配達不能郵便(デッドレター)のモチーフ、孤独や共同体や帝国主義的暴力の問題など、書くこと/読むことの根源に関わるテーマを徹底的に掘り下げる。メルヴィル読解への最高の手引き。

目次

  • 第1部 他者を求める―孤独な水夫たち(『白鯨』における寂しい個人主義;『イズラエル・ポッター』における倫理的寂しさ;痕跡を書き残す―『ジョン・マーと水夫たち』における孤独の共同体)
  • 第2部 他者を見つける―不気味な自己像(他者を貫く―『タイピー』における個人と共同体;「誰も自分の父たりえない」―『ピエール』におけるデッドレターと血縁)
  • 第3部 他者を取り込む―帝国的欲望(時間の暴力に抗う―「エンカンタダス」における不確かな未来;差異を超える―「ベニト・セレノ」における認識の詩学)
  • 第4部 他者を覗く―沈黙の裂け目(秘密の感情―『信用詐欺師』における障害と公共空間;バートルビーの机―情動理論とメルヴィル文学;ビリーを撃つ―媒介される内面)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BD05975681
  • ISBN
    • 9784588495229
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    vi, 269, 21, ivp
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ