武者小路実篤文学の構造と同時代状況

書誌事項

武者小路実篤文学の構造と同時代状況

瀧田浩著

文学通信, 2024.2

タイトル別名

Structure of Saneatsu Mushakōji's literature and contemporary situation

武者小路実篤文学の構造と同時代状況

タイトル読み

ムシャコウジ サネアツ ブンガク ノ コウゾウ ト ドウジダイ ジョウキョウ

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注記

参考文献一覧: p452-462

索引: p489-495

収録内容

  • 『荒野』の時点
  • 「解決の文学」としての『荒野』
  • 『荒野』後の状況
  • 「それから」受容と歪んだ三角関係
  • 「お目出たき人」論の前提
  • 『おめでたき人』という回路
  • 「或る日の一休」論
  • 「その妹」論
  • 「ある青年の夢」論の前提
  • 「ある青年の夢」論
  • 「友情」の周辺
  • 「人間万歳」と人類/動物表象
  • 武者小路実篤と漢学
  • 武者小路実篤と仏教
  • 里見弴「かね」論
  • 『有島武郎全集』未収録・有島武郎の志賀直哉宛書簡
  • 本多秋五の〈野性〉と〈後退〉
  • Mushakōji Saneatsu's Early Works and the Historical Role of Civilization

内容説明・目次

内容説明

相反する、あるいは無関係なベクトルが断片的に存在・交錯しているようにしか見えない作品について、テクスト分析や同時代資料の活用により「構造」を取り出して示すことで、読者がその見取図を参照しながら、それぞれの作品・資料の固有の意味を理解できるようにする。里見弴・有島武郎・本多秋五についての新視角からの研究も収録。

目次

  • 第1部 武者小路実篤文学の構造と同時代の状況(第一創作集『荒野』にみる“文学”生成の過程;『白樺』創刊前後における創作方法の転回;第二創作集『おめでたき人』発表当時の文壇状況と戦略 ほか)
  • 第2部 『白樺』派文学への新視角(里見弴「かね」論―貨幣蒐集と欲望;“資料紹介”『有島武郎全集』未収録・有島武郎の志賀直哉宛書簡―原田喬氏より白樺文学館への寄贈資料;本多秋五の“野性”と“後退”―「『白樺』派の文学」への接近)
  • 第3部 英文論文(Mushakōji Saneatsu’s Early Works and the Historical Role of Civilization:Structure of “Pure Inner Space”)

「BOOKデータベース」 より

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