欲望のポートレート : 英語圏小説に見る肖像、人形、そしてヒューマノイド
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書誌事項
欲望のポートレート : 英語圏小説に見る肖像、人形、そしてヒューマノイド
(関西学院大学研究叢書, 第263編)
小鳥遊書房, 2024.2
- タイトル別名
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Portraits of desire : pictures, dolls, and humanoids in English and American novels
欲望のポートレート : 英語圏小説に見る肖像人形そしてヒューマノイド
- タイトル読み
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ヨクボウ ノ ポートレート : エイゴケン ショウセツ ニ ミル ショウゾウ、ニンギョウ、ソシテ ヒューマノイド
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注記
引用資料一覧: p240-250
内容説明・目次
内容説明
その人を形づくるものは何か。絵画、写真、彫像、人形、そしてヒューマノイドという、新旧さまざまな媒体を「ポートレート」という枠組みによって連鎖させ、それらの出現を契機に、境界を越えて複数化していくキャラクターの自己を、「ヒトとモノ」「自己と他者」「現実と虚構」「生と死」を鍵に英語圏小説を通して俯瞰する。
目次
- 序章 ポートレート、そして流動する「自己」
- 第1章 生命を得る肖像画―オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』(一八九一)
- 第2章 「フェイクの証」の図版写真―ヴァージニア・ウルフ『オーランドー―ある伝記』(一九二八)
- 第3章 抽象を目指す彫像―アガサ・クリスティ『ホロー荘の殺人』(一九四六)
- 第4章 中間存在としての人形―シリ・ハストヴェット『リリー・ダールの魅惑』(一九九六)
- 第5章 「私」になるヒューマノイド―カズオ・イシグロ『クララとお日さま』(二〇二一)
- あとがき 生と死のあわいのポートレート
「BOOKデータベース」 より