残らなかったものを想起する : 「あの日」の災害アーカイブ論
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残らなかったものを想起する : 「あの日」の災害アーカイブ論
堀之内出版, 2024.3
- タイトル別名
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残らなかったものを想起する : あの日の災害アーカイブ論
- タイトル読み
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ノコラナカッタ モノ オ ソウキ スル : 「アノ ヒ」ノ サイガイ アーカイブロン
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注記
参考文献: 各章末
収録内容
- 語り : 被災の「前」について語ること / ⽮守克也, 杉山高志著
- 復元模型 : 「あの日」より前の風景、街並み、そこでの記憶を復元する / 磯村和樹, 槻橋修著
- 被災写真 : 予期せぬアーカイブとしての / 溝口佑爾著
- 「わたし」を主語にする : 育児日記の再読をとおした震災経験の継承の試み / 松本篤著
- 報道写真 : 御嶽山噴火の新聞報道にみる記録のポリフォニー / 林田新著
- 絵画 : 関東大震災における美術家の表現活動 / 武居利史著
- 手記集 : 「読む」まえに「ある」ものとして / 高森順子著
- 応答のアーカイブ : 東日本大震災から「10年目の手記」 / 佐藤李青著
- 展覧会というメディアの可能性(1) : 「3・11とアーティスト : 進行形の記録」 / 竹久侑著
- 記念式典 : 災害を社会はいかに記憶するか / 福田雄著
- 災害遺構 : 何を残し、何を伝えるのか / 林勲男著
- 文化施設 : わすれン!アンダーグラウンド : 「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の活動に見る映像メディアの実践と倫理 / ⾨林岳史著
- 映像 : 断片をつなぎあわせて透かし見る / 青山太郎著
- 展覧会というメディアの可能性(2) : 「3・11とアーティスト : 10年目の想像」 / 竹久侑著
- 「カタストロフィの演劇体験」への手引き / 富田大介著
- 美術館 : 人の心を動かす主観的記憶の展示 / ⼭内宏泰著
- 演劇 : カタストロフィの演劇体験 : 「『RADIO AM神戸69時間震災報道の記録』リーディング上演」省察 / 富田大介著
内容説明・目次
内容説明
巨大災害が頻発するこの国では、防災、減災、命の大切さといった「残すべき目的」を掲げた「アーカイブ」が作られ続けています。しかし、そこで残すべきとされるものは、ほんのひと握りでしかありません。私たちはもっと豊かなものを、もっと多様な手法で、留めたり、取り戻したりすることができるのではないでしょうか。本書では、現場の偶然性をとりこみながら「残らなかったもの」への想起の回路を開こうとするユニークな15のメディア実践を紹介。あなたにとっての「災害」、そして「アーカイブ」のイメージを大きく変える実践がここにあります。
目次
- 1 「あの日」以前の暮らしへの回路を創造する(語り―被災の「前」について語ること;復元模型―「あの日」より前の風景、街並み、そこでの記憶を復元する ほか)
- 2 「あの日」への想起のダイナミクス―モノを創造する(報道写真―御嶽山噴火の新聞報道にみる記録のポリフォニー;絵画―関東大震災における美術家の表現活動 ほか)
- 3 「あの日」への想起のダイナミクス―場を創造する(記念式典―災害を社会はいかに記憶するか;災害遺構―何を残し、何を伝えるのか ほか)
- 4 未災者との回路を創造する―実践と研究の「あわい」から(美術館―人の心を動かす主観的記憶の展示;演劇―カタストロフィの演劇体験 「『RADIO AM神戸69時間震災報道の記録』リーディング上演」省察)
「BOOKデータベース」 より