上代漢字文化の受容と変容
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上代漢字文化の受容と変容
花鳥社, 2024.3
- タイトル読み
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ジョウダイ カンジ ブンカ ノ ジュヨウ ト ヘンヨウ
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注記
上智大学文学部2023年度個人研究成果発信奨励費の支給を受けたもの
引用文献・参考文献あり
索引: 巻末p1-14
内容説明・目次
内容説明
日本語を、歌を、神話を表現するために、漢字をどのように用いたのか。古代朝鮮の状況も踏まえつつ、中国発祥の漢字が、音節構造も語順も異なる日本の文字表現として精錬されていく過程を、具体的な資料に即して解き明かす。
目次
- 第1篇 表記と神話―東アジアの文学世界(高句麗・百済・新羅・倭における漢字文化受容;“百済=倭”漢字文化圏―音仮字表記を中心に;『古事記』の接続詞「尒」はどこから来たか;上代日本敬語表記の諸相―「見」「賜」「奉仕」「仕奉」;文字言語から観た中央と地方―大宝令以前;漢字が変えた日本語―別訓流用・字訓注・字形注の観点から;高句麗・百済建国神話の変容―古代日本への伝播を通して;歌謡の文字記載;清明心の成立とスメラミコト―鏡と鏡銘を中心に)
- 第2篇 文字表現と成立―達成された文字表現から成立論へ(万葉集巻十六題詞・左注の文字表現;『論語』『千字文』の習書木簡から観た『古事記』中巻・下巻の区分;藤原宇合の文藻―風土記への関与を中心に;莵道稚郎子は何故怒ったのか―応神二十八年高句麗上表文の「教」字の用法を中心に;欽明紀の編述;続・欽明紀の編述;『日本書紀』β群の編述順序―神武紀・景行紀の比較から;日本書紀形成論に向けて)
「BOOKデータベース」 より