言葉から読む平安文学
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言葉から読む平安文学
武蔵野書院, 2024.3
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平安文学 : 言葉から読む
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コトバ カラ ヨム ヘイアン ブンガク
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Note
その他の執筆者: 松岡智之, 猪川優子, 大井田晴彦ほか
Contents of Works
- 『竹取物語』の求婚譚の構造 : 「心のしたく」・「心たばかり」と主従の位相から / 青木慎一 [執筆]
- 『うつほ物語』成立過程論管見 / 松岡智之 [執筆]
- 『うつほ物語』俊蔭女の尚侍就任と仁寿殿女御 : 「労」をめぐる人間関係の諸相 / 猪川優子 [執筆]
- 「労あり」「らうらうじ」攷 : 『うつほ物語』のことばと思想 / 大井田晴彦 [執筆]
- 文を見たがる人々 : 『うつほ物語』における聖婚関係 / 武藤那賀子 [執筆]
- 『うつほ物語』藤原季英の物語再読 : 「身の便りなき」藤英と勧学院 / 西本香子 [執筆]
- 『うつほ物語』「国譲・上」巻における袖君の引き取りと「髪」 / 富澤萌未 [執筆]
- 『うつほ物語』楼の上・下巻における八月十五夜の演奏会 / 正道寺康子 [執筆]
- 『うつほ物語』の「梅」表現試論 / 三浦則子 [執筆]
- 『うつほ物語』の叙述意識と、絵解なるもの / 本宮洋幸 [執筆]
- 継子譚と孝養 : 『落窪物語』中納言七十賀屏風歌と長寿 / 坂本信道 [執筆]
- 『枕草子』「清涼殿の丑寅の隅の」の章段における芳子の逸話 : 父と娘の描写に着目して / 村田駿 [執筆]
- 『紫式部日記』における紫式部と道長の和歌 : 「露」と「分く」という言葉に注目して / 佐藤有貴 [執筆]
- 平安文学語彙論考 : 「あやしき道」という言葉をめぐって / 室城秀之 [執筆]
- 葵巻・六条の御息所の魂の言葉 : 寂しさの表出として / 鈴木裕子 [執筆]
- 村雨のまぎれの光源氏 : 『源氏物語』における「ひき隠す」をめぐって / 竹内正彦 [執筆]
- 表現としての官職 : 『源氏物語』澪標巻の「靫負」と「随身」 / 秋澤亙 [執筆]
- 侍従の誓い : 『源氏物語』「蓬生」巻における「たむけの神」をめぐって / 佐藤洋美 [執筆]
- 「親めく」光源氏 : 夕霧への対応についての〈語り〉 / 吉井美弥子 [執筆]
- 「混血」の水鳥 : 『源氏物語』玉鬘巻「水鳥の陸にまどへる心地して」の諺的表現から / 浜田賢一 [執筆]
- 『源氏物語』野分巻の植物表現と明石の君 : 竜胆・朝顔・荻の葉 / 神原勇介 [執筆]
- 女三の宮の「わななく」姿 : 『源氏物語』「若菜」の下巻における語り手の意図 / 若狭祥子 [執筆]
- 光源氏と薫の歯 : 『源氏物語』「横笛」巻「うきふしも」の歌に着目して / 高倉明樹子 [執筆]
- 『源氏物語』紫の上の死と暁 : 「明けはつるほど」をめぐって / 太田敦子 [執筆]
- 『源氏物語』の〈嘘〉 : 宇治十帖の「そらごと」をめぐって / 蕗谷雄輝 [執筆]
- 浮舟の最後の歌「尼衣かはれる身にや」の解釈 : 「や~む」という語法を中心にして / 鈴木宏子 [執筆]
- 伝藤原行成筆『古今和歌六帖』断簡 / 久保木秀夫 [執筆]
- 清輔集の古筆切 : 清輔詠検討・清輔歌論解明の前提として / 日比野浩信 [執筆]
- 室城さんに教わったこと / 小森潔 [執筆]
Description and Table of Contents
Description
古典文学を読む際、その言葉に対する正しい認識と理解は不可欠である。古典作品を文学理論から分析することも大切だが、言葉に対する正しい認識と理解が不充分では、砂上の楼閣となってしまうだろう。作品を言葉から読むことによって、どのような作品世界が立ち現れるのか。それぞれの問題意識をもって、気鋭の論客29名が論ずる。
Table of Contents
- 『竹取物語』の求婚譚の構造―「心のしたく」・「心たばかり」と主従の位相から(青木慎一)
- 『うつほ物語』成立過程論管見(松岡智之)
- 『うつほ物語』俊蔭女の尚侍就任と仁寿殿女御―「労」をめぐる人間関係の諸相(猪川優子)
- 「労あり」「らうらうじ」攷―『うつほ物語』のことばと思想(大井田晴彦)
- 文を見たがる人々―『うつほ物語』における聖婚関係(武藤那賀子)
- 『うつほ物語』藤原季英の物語再読―「身の便りなき」藤英と勧学院(西本香子)
- 『うつほ物語』「国譲・上」巻における袖君の引き取りと「髪」(富澤萌未)
- 『うつほ物語』楼の上・下巻における八月十五夜の演奏会(正道寺康子)
- 『うつほ物語』の「梅」表現試論(三浦則子)
- 『うつほ物語』の叙述意識と、絵解なるもの(本宮洋幸)
- 継子譚と孝養―『落窪物語』中納言七十賀屏風歌と長寿(坂本信道)
- 『枕草子』「清涼殿の丑寅の隅の」の章段における芳子の逸話―父と娘の描写に着目して(村田駿)
- 『紫式部日記』における紫式部と道長の和歌―「露」と「分く」という言葉に注目して(佐藤有貴)
- 平安文学語彙論考―「あやしき道」という言葉をめぐって(室城秀之)
- 葵巻・六条の御息所の魂の言葉―寂しさの表出として(鈴木裕子)
- 村雨のまぎれの光源氏―『源氏物語』における「ひき隠す」をめぐって(竹内正彦)
- 表現としての官職―『源氏物語』澪標巻の「靫負」と「随身」(秋澤亙)
- 侍従の誓い―『源氏物語』「蓬生」巻における「たむけの神」をめぐって(佐藤洋美)
- 「親めく」光源氏―夕霧への対応についての“語り”(吉井美弥子)
- 「混血」の水鳥―『源氏物語』玉鬘巻「水鳥の陸にまどへる心地して」の諺的表現から(浜田賢一)〔ほか〕
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