書誌事項

近現代熱帯アジアの経済発展 : 人口・環境・資源

脇村孝平編著

(Minerva人文・社会科学叢書, 255)

ミネルヴァ書房, 2024.3

タイトル別名

近現代熱帯アジアの経済発展 : 人口環境資源

タイトル読み

キンゲンダイ ネッタイ アジア ノ ケイザイ ハッテン : ジンコウ・カンキョウ・シゲン

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注記

執筆者: 佐藤孝宏, 祖田亮次, 小茄子川歩, 谷口謙次, 田辺明生, 杉原薫, 太田淳, 神田さやこ, 小林和夫, 木越義則, 藤田幸一

参考文献: 各章末

人名索引: p310-311

事項索引: p312-317

収録内容

  • 近現代の熱帯アジアにおける「人口変動」と「資源制約の壁」 / 脇村孝平 [執筆]
  • 熱帯アジアの自然環境と稲作 / 佐藤孝宏 [執筆]
  • 小人口世界における生業変化と人口動態 / 祖田亮次 [執筆]
  • 南アジア型発展径路の基層 / 小茄子川歩 [執筆]
  • 中世初期の北インドにおける貨幣状況 / 谷口謙次 [執筆]
  • 多様性の展開と接合 / 田辺明生 [執筆]
  • インド洋交易圏の形成と構造,1800~1950年 / 杉原薫 [執筆]
  • 海へ下るコーヒーと山に登るココヤシ / 太田淳 [執筆]
  • 植民地期ベンガルの米生産と市場 / 神田さやこ [執筆]
  • 植民地時代までの西アフリカ経済 / 小林和夫 [執筆]
  • 南アジア海運の定量的比較研究 / 木越義則 [執筆]
  • 「緑の革命」とは何だったのか? / 藤田幸一 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

今日、東南アジアおよび南アジア、すなわち「熱帯アジア」における経済発展は目覚ましい。いまや経済活動の「フロンティア」とされる一方、通説的には従来、「低開発地域」「発展途上地域」と位置づけられてきた。本書は、近現代における熱帯アジアの経済発展の様相を、「人口変動」および「環境・資源」の視点を入れつつ歴史的な視野から考察する。アジア経済史研究に新しい問題提起をなす試み。

目次

  • 近現代の熱帯アジアにおける「人口変動」と「資源制約の壁」―経済史と環境史の架橋
  • 第1部 熱帯アジアにおける自然環境と歴史的前提(熱帯アジアの自然環境と稲作;小人口世界における生業変化と人口動態―ボルネオ島北西部の事例;南アジア型発展径路の基層―「人口小規模世界」の人類史的位置について;中世初期の北インドにおける貨幣状況;多様性の展開と接合―南アジア型発展径路の近世)
  • 第2部 近現代の熱帯アジアにおける経済発展(インド洋交易圏の形成と構造、1800〜1950年―ハブ・後背地・人口扶養力;海へ下るコーヒーと山に登るココヤシ―19世紀ミナハサにおける商品作物栽培と人口増;植民地期ベンガルの米生産と市場;植民地時代までの西アフリカ経済―比較研究のための覚書;南アジア海運の定量的比較研究―1874〜1913年;「緑の革命」とは何だったのか?)

「BOOKデータベース」 より

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