生きのびるためのデザイン
著者
書誌事項
生きのびるためのデザイン
晶文社, 2024.2
新版
- タイトル別名
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Design for the real world : human ecology and social change
- タイトル読み
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イキノビル タメ ノ デザイン
大学図書館所蔵 件 / 全56件
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注記
折り込図2枚
文献目録: pi-xxii (p250-271に相当)
内容説明・目次
内容説明
いまやデザイナーは危険な人種となった。マス・プロダクションのなかで、人目をひく“刺激的”なだけのデザインがまかり通り、不必要なだけでなく有害な製品が地球を汚しつづけている。著者パパネック教授(1923‐98)は、このようなデザインとデザイン教育の現状に真っ向から異議をとなえ、われわれが本当に必要とし要求しているものを探りつつ、豊かな思考に支えられた数多くのデザインを生みだしてゆく。とりわけ巨大な「小数者」たち―第三世界の人びと、病人、老人、身体障害者―に向けてなされるアプローチの正確さと独創性には目をみはらされる。空きカンを利用したラジオから、手で組み立てられるテレビ、人力で動く車、荒地に効果的に種を撒くための道具など、つねにそれを使う人間とそれが使われる環境とを考えながら、かつてなかった“生態学的デザイン”への道を切り拓く。フランク・ロイド・ライトに学び、エスキモー族やバリ族とともに暮らし、世界各地のデザイナーやデザイン学生との共同作業によって精力的に活動するなかから生みだされた、この“パパネック理論”は、デザイナーはもちろん、それを使用するわれわれのための新たな発見と現実の認識をもたらすハンドブックである。
目次
- 第1部 デザイン、その現状(デザインとは何か?―デザインの定義と機能複合体;集団殺害―職業としてのインダストリアル・デザインの歴史;高貴な俗物の神話―デザイン、“美術”、工芸;“自分でやる”式の殺人―デザイナーの社会的、道徳的責任;現代のクリネックス文化―廃物化、長持ち、価格 ほか)
- 第2部 デザイン、その可能性(わけのある反乱―創造性対同調性;努力もしないでデザインに成功する法―責任あるデザインの新しい目標;知識の木 生体工学―生物学的原形の人工系デザインへの適用;人目をひくようなはでな浪費 デザインと環境―環境汚染、混み合い、飢餓、およびデザインされた環境;ネオン・ブラックボード―デザイナーの教育と統合デザイン・チームの構成 ほか)
「BOOKデータベース」 より