決断の太平洋戦史 : 「指揮統帥文化」からみた軍人たち

書誌事項

決断の太平洋戦史 : 「指揮統帥文化」からみた軍人たち

大木毅著

(新潮選書)

新潮社, 2024.3

タイトル別名

決断の太平洋戦史 : 指揮統帥文化からみた軍人たち

タイトル読み

ケツダン ノ タイヘイヨウ センシ : 「シキ トウスイ ブンカ」カラ ミタ グンジン タチ

注記

主要参考文献: p206-218

内容説明・目次

内容説明

「コマンド・カルチャー」から解き明かす「勝敗の定理」とは。参戦各国の指揮官や参謀たちは、いかなるエリート教育を受けたのか。各国が腐心したリーダーシップ醸成の方策とは何なのか―。「指揮統帥文化」という新たな視座から、日米英12人の人物像と戦歴を再検証。組織と個人のせめぎ合いの果てに現れる、勝利と敗北の定理を探った野心的列伝。

目次

  • 第1章 「戦争になって、不充分な兵力で相当厄介な仕事にかかることになるか」アーサー・E・パーシヴァル名誉中将(イギリス陸軍)
  • 第2章 「パーフェクトゲーム」三川軍一中将(日本海軍)
  • 第3章 「これだから、海戦はやめられないのさ」神重徳少将(日本海軍)
  • 第4章 「日本兵はもはや超人とは思われなかった」アリグザンダー・A・ヴァンデグリフト大将(アメリカ合衆国海兵隊)
  • 第5章 「細菌戦の研鑽は国の護りと確信し」北條圓了軍医大佐(日本陸軍)
  • 第6章 「空中戦で撃墜を確認した敵一機につき、五百ドルのボーナスが支払われた」クレア・L・シェンノート名誉中将(アメリカ合衆国空軍)
  • 第7章 「諸君は本校在学中そんな本は一切読むな」小沢治三郎中将(日本海軍)
  • 第8章 「猛烈に叩け、迅速に叩け、頻繁に叩け」ウィリアム・ハルゼー・ジュニア元帥(アメリカ合衆国海軍)
  • 第9章 「これが実現は内外の情勢に鑑み、現当局者にては見込つかず」酒井鎬次中将(日本陸軍)
  • 第10章 「おい、あの将校に風呂を沸かしてやれ」山下奉文大将(日本陸軍)
  • 第11章 「殴れるものなら殴ってみろ」オード・C・ウィンゲート少将(イギリス陸軍)
  • 第12章 「爆撃機だ、爆撃機を措いてほかにはない」カーティス・E・ルメイ大将(アメリカ合衆国空軍)
  • 終章 昭和陸海軍のコマンド・カルチャー―一試論として

「BOOKデータベース」 より

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