文化的コモンズ : 文化施設がつくる交響圏

書誌事項

文化的コモンズ : 文化施設がつくる交響圏

佐々木秀彦 [著]

みすず書房, 2024.3

タイトル読み

ブンカテキ コモンズ : ブンカ シセツ ガ ツクル コウキョウケン

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注記

参考文献: 巻末p27-65

索引: 巻末p1-26

内容説明・目次

内容説明

成熟期にあるこれからの日本では、博物館や美術館はもとより、図書館、劇場・ホール、公民館、福祉施設、教育施設、アートプロジェクトなどの文化的な営みや文化資源の集積が、地域づくりの重要な役割を果たすのではないだろうか。文化活動が地域に新たな価値をもたらし、住民の自治を育み、地域づくりの基盤をなすことが期待される。その流れにあって、近年、文化施設の総体を「文化的コモンズ」と捉え、議論をする機運が生まれている。この概念が分野の境界を越えて人びとを結びつけ、地域の活動に新たな価値をもたらしている。本書は、日本の文化施設の成り立ちをふりかえり、役割や意義を論述するとともに、過去の例に学び、成功例を示し、新たなパースペクティヴを得ることをめざしている。文化施設を拠点に形成される「文化的コモンズ」の姿を本格的に論じる、初の試論である。

目次

  • 第1部 その連なり(博物館;図書館;公民館;劇場・ホール;福祉施設)
  • 第2部 その営み(文化施設4・0;文化的コモンズの意義;文化施設のガバナンス;当事者の役割;文化施設のマネジメント;地域の文化施策;文化芸術の「怪しさ」を抱いて)

「BOOKデータベース」 より

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