漂泊者の身体 : ポール・リクールで読み解く西行・芭蕉・放哉

Bibliographic Information

漂泊者の身体 : ポール・リクールで読み解く西行・芭蕉・放哉

近藤祐著

彩流社, 2024.4

Other Title

漂泊者の身体 : ポールリクールで読み解く西行芭蕉放哉

Title Transcription

ヒョウハクシャ ノ シンタイ : ポール・リクール デ ヨミトク サイギョウ・バショウ・ホウサイ

Available at  / 13 libraries

Note

参考文献: p327-330

Description and Table of Contents

Description

漂泊者は家や故郷を捨て、妻子とも別れ風狂の声に誘われる。「ここは私の生きる場所ではない」とする彼らの意志的なものは、どこまで自由で、どこまで不自由なのか。リクールの主著『意志的なものと非意志的なもの』を手掛かりに漂泊者文学の実像とその時代的な意味とを検証する。

Table of Contents

  • 第1章 漂泊者の身体、あるいは自由ということ(序論(ポール・リクール『意志的なものと非意志的なもの』による);漂泊を決意すること;ためらうこと ほか)
  • 第2章 漂泊者はどこから来たのか―漂泊思想の血脈(中国大陸古代における無用者;仏教および老荘思想の変容;日本中世における表現論的な格闘;風狂としての禅宗 そして芭蕉)
  • 第3章 漂泊者は何から逃れ、何処へ向かうのか―都市・経済・貨幣(都市とはどのようなものか;アルカディア または都市を離脱する者たち;漂泊思想の中世的展開;初期的な資本主義 すなわち貨幣経済;漂泊者のゆくえ)

by "BOOK database"

Details

  • NCID
    BD06641353
  • ISBN
    • 9784779129667
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    332p
  • Size
    19cm
  • Classification
  • Subject Headings
Page Top