カントの「嘘論文」を読む : なぜ嘘をついてはならないのか
著者
書誌事項
カントの「嘘論文」を読む : なぜ嘘をついてはならないのか
白澤社 , 現代書館 (発売), 2024.4
- タイトル別名
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カントの「嘘論文 (うそろんぶん)」を読 (よ) む : なぜ嘘 (うそ) をついてはならないのか
Immanuel Kant, über ein vermeintes Recht aus Menschenliebe zu lügen
カントの嘘論文を読む : なぜ嘘をついてはならないのか
- タイトル読み
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カント ノ「ウソ ロンブン」オ ヨム : ナゼ ウソ オ ツイテワ ナラナイノカ
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注記
第II部に「嘘論文」の翻訳・解説あり
参考文献一覧: p148-150
内容説明・目次
内容説明
「真実を言うことは義務であるという道徳的な原則は、無条件的なもの、絶対的なものとしてと受け取られてしまうならば、あらゆる社会を不可能にしてしまうだろう」というフランスの思想家コンスタンの批判に対し、カントは「人間愛から嘘をつく権利という、誤った考えについて」(通称「嘘論文」)を書き、嘘の禁止に例外はないと反論した。本書は、現代の事象を例に嘘についての哲学的分析を行なったうえで、カントの「嘘論文」を新たに翻訳し分析する。晩年のカントが鋭く提起した嘘をめぐる思考実験の意味を気鋭の哲学者がわかりやすく解き明かす。
目次
- 第1部 「嘘」概念を整理する(嘘とは何か;正直であれば何を言ってもよいのか;嘘の害悪について)
- 第2部 カントの「嘘論文」解題と翻訳(カント「嘘論文」解題;カント「人間愛から嘘をつく権利という、誤った考えについて」)
- 第3部 政治に対する道徳の優位(カントの反論;コンスタンの原理概念;道徳的な政治とは何か)
「BOOKデータベース」 より