アーリヤ人の誕生 : 新インド学入門
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書誌事項
アーリヤ人の誕生 : 新インド学入門
(講談社学術文庫, [2821])
講談社, 2024.6
- タイトル別名
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新インド学
- タイトル読み
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アーリヤジン ノ タンジョウ : シンインドガク ニュウモン
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注記
「新インド学」(角川書店, 2002年刊)の改題
主要参考文献: p229-236
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
インドとヨーロッパに広がる言語には共通の起源があるのではないか―。植民地インドでのサンスクリット語「発見」を端緒に、起源の言語の話し手として生み出された「アーリヤ人」は、瞬く間にナチス・ドイツの人種理論に繋がる強固な像を手に入れた。言語学誕生の歴史を追跡し、「すべての起源」インドに取り憑かれた近代西欧を克明に浮かび上がらせる!
目次
- 第1章 インド学の誕生―十八世紀末から十九世紀初頭のインド・カルカッタ(ウィリアム・ジョーンズと言語学の誕生;ベンガル・アジア協会とウィリアム・ジョーンズに対する評価)
- 第2章 東洋への憧憬―十九世紀前半のヨーロッパ(オリエンタル・ルネッサンスをになった人々;印欧比較言語学の確立)
- 第3章 アーリヤ人侵入説の登場―十九世紀後半のヨーロッパ(系統樹説と印欧語族の故郷;マックス・ミュラーと「アーリヤ民族」)
- 第4章 反「アーリヤ人侵入説」の台頭―二十世紀のインド(インダス文明の発見と南アジア考古学の発達;一九九〇年代以降の反「アーリヤ人侵入説」とヒンドゥー・ナショナリズム)
- 第5章 私のインド体験―多様性との出会い(インド少数民族研究;私のムンダ語・ムンダ文化発見)
- 補章 出版二十年後に
「BOOKデータベース」 より