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エクリチュールと近代

松浦寿輝著

(岩波現代文庫, 学術 ; 476 . 明治の表象空間||メイジ ノ ヒョウショウ クウカン ; 下)

岩波書店, 2024.6

タイトル読み

エクリチュール ト キンダイ

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注記

単行本: 新潮社2014年5月刊

文献あり

人名索引: 巻末p1-11

内容説明・目次

内容説明

「言文一致体」の均質的な合理主義に背を向け、「漢文体」に反時代的ともいえる執着をした北村透谷、樋口一葉、幸田露伴。三者三様の「書き方」で試みたのは、身体的無意識となまなましく共鳴するエクリチュールによる「理性」への批判だった!「国語」からいかにして逃れうるか?優れた文学作品とは何か?膨大なテクストの新たな読みを提示し、明治の表象空間の全貌がついに描き出される最終巻!(全三巻)

目次

  • 36 奇蹟―樋口一葉(一)
  • 37 狂気―樋口一葉(二)
  • 38 婦徳―樋口一葉(三)
  • 39 禽獣―樋口一葉(四)
  • 40 過剰―幸田露伴(一)
  • 41 怪物―幸田露伴(二)
  • 42 離脱―幸田露伴(三)
  • 43 リアリズム―幸田露伴(四)
  • 44 現在―福地桜痴(一)
  • 45 浅薄―福地桜痴(二)
  • 46 情報―福地桜痴(三)
  • 終章 総括と結論(セリー1=理性;セリー2=システム;セリー3=時間;結論)

「BOOKデータベース」 より

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