電車で怒られた! : 「社会の縮図」としての鉄道マナー史

書誌事項

電車で怒られた! : 「社会の縮図」としての鉄道マナー史

田中大介著

(光文社新書, 1315)

光文社, 2024.6

タイトル別名

電車で怒られた : 社会の縮図としての鉄道マナー史

タイトル読み

デンシャ デ オコラレタ : シャカイ ノ シュクズ ト シテ ノ テツドウ マナーシ

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内容説明・目次

内容説明

今日も電車で他人のふるまいが気になったあなたに。モヤモヤ・イライラの原因にして、鉄道の正確な運行を支えてもいる、「車内の空気」のクロニクル―。

目次

  • 第1章 「社会の縮図」としての鉄道(「社会の縮図」としての鉄道;通勤の基本構造と鉄道都市・東京;鉄道における規範の意味と役割)
  • 第2章 鉄道規範は劣化したのか?(「規範劣化」言説の戦後史;鉄道治安は悪化したのか?;「規範劣化」言説はなぜくりかえされるのか?)
  • 第3章 20世紀前半の車内規範:交通道徳の時代からエチケットの時代へ(戦前の車内空間のざわめき:永井荷風「深川の唄」から;戦中の車内規範とナショナリズム:家庭と隣組としての交通道徳;戦後の車内規範とデモクラシー:科学と市民としてのエチケット;通勤地獄の社内規範と都市問題:「物体」のあいだのテクニック)
  • 第4章 20世紀後半の車内規範:マナーの時代と規範感度の高度化(エチケットからマナーへ;マナーポスターの世相史:コミュニケーションを微調整するポスター;マナー論争の時代:国鉄民営化と消費者たちの秩序維持;高度化するマナー/不機嫌になる乗客)
  • 第5章 現代の車内規範:新しいモノの登場と再構築されるマナー(社会問題化する痴漢:女性の社会進出と車内空間のジェンダー秩序の再編;なぜ車内のケータイは迷惑なのか?:情報空間と現実空間のジレンマ;リスク化する車内空間:環境管理と規範意識のスパイラル;ユーモアとしての車内規範)

「BOOKデータベース」 より

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