都市祭礼と中世京都 : 表象と実像
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都市祭礼と中世京都 : 表象と実像
法藏館, 2024.6
- タイトル読み
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トシ サイレイ ト チュウセイ キョウト : ヒョウショウ ト ジツゾウ
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注記
科研費・基盤研究B・課題番号15H03177、基盤研究C・課題番号19K00967、基盤研究C・課題番号22K00212、基盤研究C・課題番号23K00830の研究成果の一部
刊行にあたって令和6年度奈良大学出版助成金の交付をうけた
収録内容
- 戦国期京都の祇園会と絵画史料
- 祇園少将井御旅所と神子
- 室町・戦国期京都における公家衆・衆庶の祇園会見物について
- 足利義輝の祇園会見物について
- 祇園会霰天神山について
- 室町期祇園会における船と定鉾について
- 中世の山口祇園会と京都祇園会
- 『月次祭礼図屏風(模本)』に描かれた室町期祇園会
- 戦国・豊臣政権期京都の御霊祭
- 戦国期稲荷祭に関する二、三の問題
- 「神輿に立つ矢」について
- 元亀四年の稲荷祭
- 十六世紀京都の風流踊にみえる二人の人物像について
- 新在家声聞師について
- 文禄年間の「唱門師払」について
- 文禄三年三月十三日京都四条坊門通高倉と万里小路間之町月行事弥七・久蔵連署請文
内容説明・目次
内容説明
描かれる祭礼と語り記される祭礼、いかに切り結ぶか。中世都市京都にとって、祇園会や御霊祭・稲荷祭といった祭礼にはどのような意味があったのか。絵画史料に込められたイメージ情報(表象)と文献史料に残された記録情報(実像)。その双方を読み解き、おのおのの相違点や共通点に注意を払いつつ考察。絵画史料と向き合うにあたっての文献史学の立場を見極め、表象と実像がいかなる関係を切り結びうるかという問題にも迫る。
目次
- 1 戦国期祇園会のすがたをもとめて(戦国期京都の祇園会と絵画史料―初期洛中洛外図を中心に;祇園少将井御旅所と神子;室町・戦国期京都における公家衆・衆庶の祇園会見物について;足利義輝の祇園会見物について―天文十七年六月十四日をめぐって;祇園会見霰天神山について―「永正年中」の「霰」をめぐって)
- 2 室町期祇園会のすがたをもとめて(室町期祇園会における船と定鉾について―室町期祇園会のすがたをもとめて;中世の山口祇園会と京都祇園会―大内氏の在京をめぐって;『月次祭礼図屛風(摸本)』に描かれた室町期祇園会)
- 3 御霊祭・稲荷祭の戦国期(戦国・豊臣政権期京都の御霊祭―文禄五年を中心に;戦国期稲荷祭に関する二、三の問題―大永八年の稲荷・東福寺喧嘩をめぐって;元亀四年の稲荷祭―「御鬮」を取る)
- 4 都市祭礼の周縁人(十六世紀京都の風流踊にみえる二人の人物像について―初期洛中洛外図を中心に;新在家声聞師について;文禄年間の「唱門師払」について)
「BOOKデータベース」 より