ダーク・マターズ : 監視による黒人差別の歴史とテクノロジー

書誌事項

ダーク・マターズ : 監視による黒人差別の歴史とテクノロジー

シモーヌ・ブラウン著 ; 野中香方子訳

明石書店, 2024.7

タイトル別名

Dark matters : on the surveillance of blackness

ダークマターズ

タイトル読み

ダーク・マターズ : カンシ ニヨル コクジン サベツ ノ レキシ ト テクノロジー

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注記

参考文献・資料: p276-290

内容説明・目次

内容説明

人種を対象とする監視を可視化する。奴隷制度から現在に至るまで、黒人がいかに監視され続けてきたか。奴隷船の設計、夜間の取り締まり、焼印、空港セキュリティ、生体認証(バイオメトリクス)など、人種的な境界線や国境、身体を再定義する管理と統治の手法としての差別的な監視を晒し出す。

目次

  • イントロダクション(監視学からみた「人種差別的監視」と「黒人監視」;各章の紹介)
  • 第1章 監視研究ノート―帰らざる扉への地図(見られることなく見る―パノプティコンの設計;「パノプティコン」「パノプティカル」「パノプティシズム」に取り消し線を引く―批判的再解釈;2フィート7インチ―奴隷船の設計;監視による人種差別;それはどのようなものか、それは何なのか―黒い外見のイメージをコントロールする)
  • 第2章 誰もが太陽の下で少し日を浴びている―『黒人の書』の成り立ち(黒人の逃亡;たいまつ、拷問、そしてトタウ―ニューヨーク市におけるランタン法;所有物とパスポート―フランシス・タバーンでの審問委員会;結び)
  • 第3章 黒人性への焼印とブランディング―生体認証技術と黒人に対する監視(黒人への焼印;バイオメトリクス(生体認証)によるブランディング;黒人性のブランディング;結び)
  • 第4章 運輸保安局はソランジュのアフロヘアに何を見たか?―空港におけるセキュリティ・シアター(旅程1―ブラックのまま飛ぶ;旅程2―空港の保安検査場での監視;結び―「忘れないでください」)

「BOOKデータベース」 より

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