脱露 : シベリア民間人抑留、凍土からの帰還
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書誌事項
脱露 : シベリア民間人抑留、凍土からの帰還
KADOKAWA, 2024.7
- タイトル別名
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脱露 : シベリア民間人抑留凍土からの帰還
- タイトル読み
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ダツロ : シベリア ミンカンジン ヨクリュウ トウド カラ ノ キカン
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注記
シベリア民間人抑留未帰還者一覧: p348-351
主要史料・論文・エッセイ・参考文献・映像一覧: p352-356
内容説明・目次
内容説明
抑留と残留、双方の運命を背負わされた「民間人」たち。鉄道員、炭鉱夫、大工、運転手…。敗戦後の南樺太で彼らは突然逮捕された。彼らや密航者は囚人としてラーゲリに連行され、苛酷な労働の刑期が明けてもソ連各地に強制移住させられる。さらに、組織も名簿も持たないため引揚げ事業の対象外となり、生き延びるためにソ連国籍を取得すると、日本政府は数百人にのぼるシベリア民間人抑留者を「自己意思残留者」として切り捨てた。ソ連崩壊後、彼らは“発見”される―。国がなくとも何者でなくとも生き抜いた男たちとその家族の、格闘と尊厳の軌跡。
目次
- 序章 もうひとつの抑留史―南樺太から囚人としてシベリアに抑留された民間人
- 第1章 “幽霊”からの帰還―植木武廣(シベリア)
- 第2章 “再会”という苦悩、女たちの抑留―木村鉄五郎(シベリア)
- 第3章 母親は一三年間「戦時死亡宣告」を拒み続けた―佐藤弘(シベリア)
- 第4章 六六年を経て日露の家族がひとつになった日―結城三好(シベリア)
- 第5章 一三歳の密航者、カザフスタンで「サムライ」となる―三浦正雄(カザフスタン)
- 補章 もうひとつの物語―村上一子
- 第6章 奴隷のような日々を生き抜く―伊藤實(カザフスタン)
- 第7章 決死の脱走、KGBの監視下に置かれ続けた男―熊谷長谷雄(マイコープ)
- 第8章 受け入れなかった故国、死去二四年後の死亡届―圓子賢次(ウクライナ)
- 終章 シベリア民間人抑留者群像
「BOOKデータベース」 より