政治家はなぜ「粛々」を好むのか : 漢字の擬態語あれこれ

書誌事項

政治家はなぜ「粛々」を好むのか : 漢字の擬態語あれこれ

円満字二郎著

(草思社文庫, [え2-3])

草思社, 2024.8

タイトル別名

政治家はなぜ粛々を好むのか : 漢字の擬態語あれこれ

タイトル読み

セイジカ ワ ナゼ シュクシュク オ コノム ノカ : カンジ ノ ギタイゴ アレコレ

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注記

新潮社 2011年刊の一部修正

主要参考文献: p246-249

シリーズ番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

「粛々」は、もともと中国の古典では「鳥のはばたき」や「寒風の吹きすさび」を表すことば。それがなぜ、日本に溶け込む過程で、現代の政治家が「法案を粛々と否決する」などと好んで口にすることばへと変化していったのか。古代中国から現代日本へと至る、漢字の擬態語の日本語化の歴史を中国古典にまで掘り下げてたどる。

目次

  • プロローグ そのことばはどこから来たか?
  • 第1章 “漢字の擬態語”入門(お堂と「堂々」は関係あるか?;鐘は「丁寧」に叩きましょう ほか)
  • 第2章 中国語から日本語へ(「逍遙」を楽しむ男たち;酒飲みは「酩酊」、お年寄りは「矍鑠」 ほか)
  • 第3章 受け継がれる“ことば”(「悠々」としていても見つからない;風にまかせて「飄々」と ほか)
  • 第4章 変化の中のきらめき(人びとが「〓剌」とし始めたころ;否定できない「齷齪」とした現実 ほか)
  • エピローグ “ことば”の大河のほとりで

「BOOKデータベース」 より

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