神道・天皇・大嘗祭
著者
書誌事項
神道・天皇・大嘗祭
人文書院, 2024.7
- タイトル別名
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神道天皇大嘗祭
- タイトル読み
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シントウ テンノウ ダイジョウサイ
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注記
参考文献: p479-502
人名索引: p503-509
内容説明・目次
内容説明
大嘗祭は天皇の皇位継承のため一世一度行われる皇室行事である。神秘性を帯びたその儀式は古代から変化せず、天皇の神性と日本の伝統を示すものとされてきた。しかし、実際は何度も大きな変化をこうむり、数百年間の中断さえあった。この儀式が意味するものは何なのか。そして天皇、神道とは…。本書では、『古事記』『日本書紀』、アマテラス、陰陽道、中世神話、異端神道、平田篤胤、折口信夫など、著者のこれまでの研究のすべてを動員し、学問分野を積極的に越境しつつ、大嘗祭の起源から現代までと、それを巡る論争と思想を描き出す。圧倒の1200枚、ここに誕生。
目次
- 序章 「神道・天皇・大嘗祭」論をアップデートする
- 第1部 平成篇(平成二年、大嘗祭の現場へ;「お告げ文」の深層へ)
- 第2部 古代篇(大嘗祭の起源神話とは;律令国家の構造と大嘗祭;祟りなすアマテラス;「神宮の祟りは定事なり」;もうひとつの伊勢神宮起源譚;平安王朝のアマテラス;「神道」の成立と苦しむ神)
- 第3部 中世篇(伊勢神宮と中世神道;中世のアマテラスは何を語ったのか;戦乱のなかの伊勢神宮;「神道」のニュー・ウェーブ、吉田兼俱;中世天皇と即位潅頂)
- 第4部 近世篇(大嘗祭の再興と垂加神道;光格天皇と本居宣長;近世の伊勢神宮と神道;平田篤胤、驚異の神道;水戸学派の大嘗祭)
- 第5部 近代篇(維新変革のなかの大嘗祭;大正デモクラシーと大嘗祭;昭和三年の大嘗祭と折口信夫;異端神道の近代;「われ、神にあらず」―戦後天皇と神道の行方)
「BOOKデータベース」 より