カノッサ : 「屈辱」の中世史
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書誌事項
カノッサ : 「屈辱」の中世史
八坂書房, 2024.8
- タイトル別名
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カノッサ : 屈辱の中世史
Canossa : die Entzauberung der Welt
- タイトル読み
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カノッサ : 「クツジョク」ノ チュウセイシ
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注記
原タイトル:Canossa 原著第3版の翻訳
参考文献: 巻末p12-38
内容説明・目次
内容説明
「ローマの王や皇帝の歴史を幾度繙いてみても、ハインリヒ(4世)以前にはローマ教皇から破門や廃位を申し渡された者はひとりもいない」。―事件から数十年後に記された年代記の筆致にも、その衝撃の大きさがうかがえる事件のほんとうの顛末とは?ザーリア朝の君主ハインリヒ4世(在位1056‐1106)と教皇グレゴリウス7世(在位1073‐1085)の間に繰り広げられた覇権争いの経緯と背景、そしていわゆる「叙任権闘争」が後世に残した真のインパクトについて、現代ドイツを代表する中世史家が、豊富な史料をともに詳説する。
目次
- 第1章 カノッサ―世界を震撼させる出来事
- 第2章 皇帝ハインリヒ三世治下での“世界の一体性”
- 第3章 崩れる一体性―ハインリヒ四世と内戦
- 第4章 社会秩序と統治秩序の変容
- 第5章 グレゴリウス七世以前のローマと教皇庁
- 第6章 教皇グレゴリウス七世は“全ローマ世界”の恭順を要請する
- 第7章 一〇七六年―国王の孤独と司教たちの“新しい信仰”
- 第8章 善人と悪人―価値観の変化、道徳的強制と新たな国王像
- 第9章 国王たちの戦いと教皇グレゴリウス七世の最期
- 第10章 叙任権問題とその展開の諸段階
- 第11章 ハインリヒ五世の裏切り―ふたたび崩れる“世界の一体性”
「BOOKデータベース」 より