芸術の条件 : 近代美学の境界
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書誌事項
芸術の条件 : 近代美学の境界
東京大学出版会, 2024.8
- : 新装版
- タイトル別名
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Die Bedingung der Kunst : zur Politik des Ästhetischen
- タイトル読み
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ゲイジュツ ノ ジョウケン : キンダイ ビガク ノ キョウカイ
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注記
参考文献: 巻末p10-20
人名・書名索引: 巻末p1-4
芸術作品索引: 巻末p5
事項索引: 巻末p6-9
内容説明・目次
内容説明
近代美学を「外部」から支える五つの概念を吟味し、美学理論の境界や条件そのものを精緻に問い直す。そして美学を起動するメカニズムに着目の上、その歴史を描出し、制度としての美学を内から外へと開き、その変容を目論む。「所有」「先入見」「国家」「方位」「歴史」からたどる美学の思考。
目次
- プロローグ 中心の喪失―「新しい神話」あるいは「ゴシック幻想」
- 第1章 所有―近代的「所有権」思想と「芸術」概念
- 第2章 先入見―習慣の詩学あるいは趣味の政治学
- 第3章 国家―美学と政治学をめぐる近代性の行方
- インテルメッツォ 中心の遍在―ノヴァーリスあるいは政治的汎神論の美学
- 第4章 方位―表象としての「東西」「南北」から見た近代的芸術精神の成立
- 第5章 歴史―普遍と特殊の交叉
- エピローグ 中心の批判―ヴォリンガーによる「ヨーロッパ中心主義的」芸術史の批判とその行方
「BOOKデータベース」 より