書誌事項

「ベル・エポック」の真実の歴史

ドミニク・カリファ [著] ; 寺本敬子訳

(叢書・ウニベルシタス, 1172)

法政大学出版局, 2024.9

タイトル別名

La véritable histoire de la "Belle Époque"

ベルエポックの真実の歴史

タイトル読み

「ベル・エポック」ノ シンジツ ノ レキシ

注記

原著 (Paris : Fayard, 2017) の日本語訳

資料: 巻末p[43]-67

内容説明・目次

内容説明

想像物としての歴史。哀惜とノスタルジーをもって回顧される“美しい時代=ベル・エポック”。1900年前後から第一次大戦勃発までの一時期、第三共和政フランスの産業社会が爛熟し、パリの芸術文化が黄金期を迎えた頃をさすこの概念はどのように生まれ、人々に共有されたのか。二つの大戦と占領の苦難を経て、大衆の想像力と集合的記憶のなかで古き良き過去が懐かしまれ、物語られ、再演・表象される歴史をたどった野心作。

目次

  • プロローグ 見出された時?
  • 第1部 「一九〇〇年の時代」(世紀の境目;逃げてゆく時;「ダンスしていたから、もう何も重要じゃなかった」;「一九〇〇年」の発明)
  • 第2部 「あぁ、ベル・エポック!」(占領されたパリ、「ベル・エポック」のパリ?;解放されたパリ、「ベル・エポック」のパリ;精彩を放つ「半世紀」)
  • 第3部 「世紀末」の試練(「ベル・エポック」はもはやかつてのそれではない;ベル・エポックのフランス全土;大きく広がる「ベル・エポック」)
  • エピローグ 混ざり合う時間

「BOOKデータベース」 より

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