ラシード・アッディーン : モンゴル帝国期イランの「名宰相」

書誌事項

ラシード・アッディーン : モンゴル帝国期イランの「名宰相」

渡部良子著

(世界史リブレット人, 23)

山川出版社, 2024.10

タイトル別名

ラシードアッディーン : モンゴル帝国期イランの名宰相

タイトル読み

ラシード・アッディーン : モンゴル テイコクキ イラン ノ「メイサイショウ」

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注記

イランのモンゴル帝国時代とラシード・アッディーンの生涯: 巻末

参考文献: 巻末

図版出典一覧: 巻末

内容説明・目次

内容説明

イランを支配したモンゴル帝国の一ウルス(国)、イル・ハン朝で、ワズィール(宰相)として権勢をふるい、モンゴル帝国史の第一級史料となる歴史書『集史』を編纂した政治家・歴史家、ラシード・アッディーン。ユダヤ教徒の医師であった彼は、イスラームをみずからの信仰に選び、ガザン・ハンの改革を支え、イル・ハン朝がイランのムスリム王朝として立つ道を、文化政策をとおして切り拓こうとした。イル・ハン朝に並走したその生涯は、西アジア・イスラーム史における「モンゴルの時代」を映す鏡といえるだろう。

目次

  • 問い直されるモンゴル帝国時代史と「名宰相」像
  • 1 モンゴル帝国のイラン征服とイル・ハン朝の成立
  • 2 イル・ハン朝のイラン統治体制と危機の到来
  • 3 ディーワーンの長ではない「ワズィール」の登場
  • 4 新生イスラーム国家建設の苦闘
  • 5 『集史』が描いた新しい世界像
  • 6 ラシードの死とイル・ハン朝の滅亡

「BOOKデータベース」 より

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