日本美術をひらく : 山下裕二論考集成
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日本美術をひらく : 山下裕二論考集成
小学館, 2024.10
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ニホン ビジュツ オ ヒラク : ヤマシタ ユウジ ロンコウ シュウセイ
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山下裕二年表: p871-876
Contents of Works
- 「美術史学」とは関係なく「越境」する私
- 名宝の構造 : 日本美術史にとっての戦後
- 美術史の唐絵・茶道史の唐絵 : 牧谿を通して考える
- 中世水墨障屏画小史
- 雪舟画の本質 : 逸脱について
- 私の雪舟、私の山水長巻
- 雪舟と長谷川三郎
- 雪村の絵を見つめるために
- 一休とは誰か
- 「間」は水墨画の本質か : キーワードの落とし穴
- 無垢な魂、その発露 : 「つきしまかるかや」の魅力
- 『奇想の系譜』以前、以後 : 日本美術史をアップデートするために
- 若冲・白隠・コンテンポラリー
- 日本美術の「ハピネス」 : 若冲、蕭白、白隠
- 若冲の深意 : 「鳥獣花木図屏風」からのメッセージ
- 二十世紀の若冲、二十一世紀の若冲
- 幽霊イメージの誕生と流布 : 応挙の幽霊から
- 真の実力者・円山応挙 : 日本絵画史上、最大の結節点としての
- エンターテイナー・長沢芦雪の真骨頂 : 制約あるが故の奇想
- 蕭白のいる美術史 : 劇薬としての「群仙図屏風」
- 「禅画」再考 : アメリカにとってのZENGA・日本美術史にとっての禅画
- 白隠のいる美術史へ
- 日本美術史の裂け目を修復する : 幕末明治期の豊饒な表現について
- 「日本第一ノ美術」 : 一信、「五百羅漢図」への道のり
- 増上寺秘蔵の仏画・狩野一信筆「五百羅漢図」について
- 狩野一信研究の現状と展望
- 超絶技巧の逆襲 : 明治工芸の再評価に向けて
- 受け継がれるDNA : 超絶技巧の遺伝子
- 超絶技巧、未来へ! : 明治工芸のDNAを受け継ぐ現代作家たちの挑戦
- コレクター・福富太郎の眼 : アカデミズムを透徹する美意識
- いま甦る渡辺省亭、その復権に向けて
- 宮﨑徹さんが鏑木清方について遺した素晴らしい仕事について
- 小村雪岱 : 「商業美術家」の逆襲
- 教科書に載らない実力派、竹内栖鳳について
- 日本美術史にとっての御舟 : その功罪
- 熊谷守一をめぐるシンクロニシティ
- 同郷人、船田玉樹との奇縁
- 「日本画」にとっての戦後
- 日本画モダンとは : 福田平八郎のセンス
- 伝統の血肉化へ
- 戦後芸術運動の中の武満徹 : 実験工房の回顧をめぐって
- 佐藤慶次郎氏のこと、そして原田力男さんのこと
- 邦楽器と新しい地平
- 「赤瀬川原平」とは何者か
- よく視る人
- 好きと嫌いの裏返し : 横尾忠則の「温泉主義」
- 「行きっぱなし」のギューちゃん、その日本への視線
- 田名網敬一のマンガ愛 : 赤塚不二夫とのコラボレーションに寄せて
- 商業美術家の逆襲 : 玉井力三の場合
- 四つの月光菩薩像 : 仏像と写真
- 牧野邦夫の復権 : 戦後美術史を書き換えるために
- マンガ・美術・批評をめぐる透視図 : 境界意識の不毛
- わたしの「名物」 : 私的名物記「心に滲みる最高の名画」
- 「絵」のチカラ : 谷岡ヤスジと日本美術
- 忘却と反復 : 価値の保証・保証の価値
- 宗達vs.会田誠 : 「古美術」「現代美術」往還記
- 貴族と俗衆 : 澁澤龍彦と会田誠の挿絵をめぐって
- 偽悪者・会田誠 : 日本美術史からの確信犯的引用について
- 「小説」の構造・「挿絵」の構造 : 挿絵画家・山口晃の誕生
- 日本美術窃盗犯 : 被疑者・山口晃の場合
- 常識にくるまれた狂気 : 鴻池朋子の表現について
- ニュアンスを消す、というニュアンス : 町田久美の方法について
- 石田徹也の視線、石田徹也への視線
- 前原冬樹 : ピラカンサの記憶
- 三沢厚彦と霊木化現仏
- サンパウロ、東京、ニューヨーク : 皮相的グローバリゼーションを超えて
- 須田悦弘と映画「利休」
- 土鍋で煮詰めたファム・ファタール
- 天明屋尚と私
- 中島潔の挑戦 : 地獄絵の復権を果たすために
- 寡黙な少女の分身 : 篠原愛の十年
- 吉村芳生との出会い、その後
- エロスではなく、エロ : マキエマキ写真集に寄せて
- 龍子と競演! : 高橋コレクションの現代美術作品について
- 猫フリーク美術史家 : 猫絵を語る
- 愛すること・見ること・描くこと : 日本美術史の動物たち
- 日本美術が笑う、そして私が笑う
- パリで笑う日本美術
- 日本のだまし絵、あるいはトリックアートについて
- 東アジアの中の「かわいい」 : 日本美術史が選び取ったもの
- 「ヒトガタ」の日本美術史
Description and Table of Contents
Description
閉ざされた日本美術の常識を覆す。アカデミズムの世界に閉じ込められてきた日本美術の精髄を、外側へ向けて「ひらく」。日本美術応援団団長・山下裕二、40年の応援活動の総決算。
Table of Contents
- 序章 日本美術史の内と外
- 第1章 室町から桃山時代
- 第2章 江戸時代
- 第3章 幕末から近代
- 第4章 現代
- 第5章 私の日本美術史
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