書誌事項

枕草子漢文受容論

張培華著

(研究叢書, 575)

和泉書院, 2024.11

タイトル読み

マクラノソウシ カンブン ジュヨウロン

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注記

表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)

参考文献あり

収録内容

  • 漢文の環境と『枕草子』の創生
  • 『枕草子』「春はあけぼの」章段考
  • 『枕草子』「心ときめきするもの」章段考
  • 『枕草子』「文は」章段考
  • 『枕草子』「九月二十日あまりのほど」章段考
  • 『枕草子』「三条の宮におはしますころ」章段考
  • 『枕草子』「雲は」章段考
  • 清少納言と白居易の詩的な寓意
  • 清少納言と白居易の詩的な意象
  • 清少納言と白居易及び元稹の詩的な手法
  • 『枕草子』「跋文」の「枕」と感傷詩
  • 『枕草子』と『源氏物語』における『白氏文集』
  • 『紫式部日記』における「真名書きちらし」考
  • 前田家本『枕草子』本文再検証
  • 前田家本『枕草子』本文の特徴
  • 前田家本『枕草子』「文は」章段再考
  • まとめと展望
  • 周作人訳『枕草子』の経緯と実態

内容説明・目次

内容説明

従来未解明であった問題に新たな解釈を提示。なぜ「春はあけぼの」章段は四段になるのか、跋文の「枕」はどこから来たのか、『枕草子』の感傷の美はどこにあるのか、前田家本に対する「楠説」は本当に正しいのか、といった疑問に新しい解釈を示す。唐代の重要な『賦譜』全文を翻刻。著者20年来の研鑽の集成。

目次

  • 漢文の環境と『枕草子』の創生
  • 第一部 『枕草子』の基層と漢文(『枕草子』「春はあけぼの」章段考―詩と賦の権威をめぐって;『枕草子』「心ときめきするもの」章段考―「唐鏡のすこし暗き、見たる」を中心に;『枕草子』「文は」章段考―「新賦」を中心に ほか)
  • 第二部 『枕草子』と『白氏文集』(清少納言と白居易の詩的な寓意―「花や蝶や」と「萎花蝶飛去」;清少納言と白居易の詩的な意象―「柳・雨・稚児」と「眉・扇・塵」;清少納言と白居易及び元稹の詩的な手法―「蚊の細声・蚊の睫」と「微細・蚊睫」 ほか)
  • 第三部 前田家本『枕草子』の本文と漢文(前田家本『枕草子』本文再検証―漢籍に由来する表現から見た楠説;前田家本『枕草子』本文の特徴―漢籍の原典から見た引用態度;前田家本『枕草子』「文は」章段再考―「こたいほんき」を中心に)
  • まとめと展望
  • 附編 周作人訳『枕草子』の経緯と実態

「BOOKデータベース」 より

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