太平洋を越える「新しい女」 : 田村俊子とジェンダー・人種・階級
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太平洋を越える「新しい女」 : 田村俊子とジェンダー・人種・階級
文学通信, 2024.12
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太平洋を越える新しい女 : 田村俊子とジェンダー人種階級
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タイヘイヨウ オ コエル「アタラシイ オンナ」 : タムラ トシコ ト ジェンダー・ジンシュ・カイキュウ
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Note
表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
2004年3月に筑波大学文芸言語研究科に提出した博士論文「太平洋を越える「新しい女」 : 田村(佐藤)俊子にみるジェンダー・人種・階級」を加筆・改稿したもの
参考文献: p264-276
Description and Table of Contents
Description
無国境、無国籍的な田村俊子の思想遍歴。なぜ晩年の俊子は、中国の女性問題に尽力することになったか?
Table of Contents
- 1 ドメスティック・イデオロギーへの挑戦―田村俊子にみるジェンダーの諸問題(女学生世界=ノ・マンズ・ランド―田村俊子の『あきらめ』について;一九一〇年代の日本における「女性同性愛」言説―「青鞜」同人を中心に;ドメスティック・イデオロギーからの脱出願望―田村俊子の“書く女”と“演じる女”について)
- 2 カナダのバンクーバーにおける思想的変遷―日系社会を描く作品群をめぐって(“渡米熱”“堕落女学生”と“写婚妻”―一八九〇年代後半の“渡米熱”と『大陸日報』にみる“写婚妻”像;ナショナル・アイデンティティとジェンダーの揺らぎ―佐藤俊子の日系二世を描く小説群にみる二重差別構造;佐藤俊子の人種問題への認識と社会主義的立場―「小さき歩み」三部作を軸として)
- 3 インターナショナル・フェミニストの連携―上海時代の佐藤(田村)俊子と中国女性問題(上海時代(一九四二‐四五)の佐藤(田村)俊子と中国女性作家・関露―中国語女性雑誌『女聲』をめぐって;日本占領下の上海における女性問題の変容―プロパガンダ誌の女性文学と『女聲』の読者欄をめぐって)
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